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スノー・エンジェル         |  
  
2007年 アメリカ ロマンス
  
<監督>デヴィッド・ゴードン・グリーン 
<キャスト>ケイト・ベッキンセイル ,   サム・ロックウェル ,   マイケル・アンガラノ 
  
<ストーリー> 
マーチング・バンドの練習に励む高校生アーサー(マイケル・アンガラノ)の両親は、不仲で離婚寸前。また、アルバイトをしている中華料理店の同僚アニー(ケイト・ベッキンセイル)は、バツイチで、親友の夫と不倫関係にある。アニーの元の夫・グレン(サム・ロックウェル)は、精神的に不安定で、トラブルメーカーだった。そんなある日、アニーの娘が行方不明になる・・・。
  
<感想> 
ケイト・ベッキンセイル主演ですが、日本未公開の作品です。 
雪に閉ざされた小さな町で起こる様々な人間模様と、そこで起こったある事件が描かれます。
  
雪のせいもあるのでしょうか、暗くて、重くて、はっきり言って、楽しい映画ではありません。 
不仲、離婚、不倫、執拗、固執、悲愴・・・そんな言葉が浮かんでくる映画です。 
閉ざされた町の閉ざされた人間関係がリアルで、こんな事、どこかの町で、実際にありそうな感じもしました。
  
主人公が高校生のアーサーなのか、それとも、子持ちのアニーなのか、たくさん人が出てくるので、ちょっとした群像劇のような感じも受けましたが、誰にも感情移入できず、しかも、前半は、とても淡々としていて、この映画をどう見たらいいのか、苦しみました(^^;。 
でも、後半になって、ある事件が起きてからは、ストーリー的に動き出した感じがしました。 
でも、終盤もショッキングで、救いがなかったです。
一生懸命生きているのに、何故かうまく生きられない人々が、悲しいです。
  
主演は、ケイト・ベッキンセイル。彼女と言えば、アクションや、ラブロマンスのイメージですが、それらとは無縁なストーリーでした。こういう地味な役も演じるんですね〜。 
彼女の元夫を演じるのは、サム・ロックウェル。彼って、こういうダメダメ男を演じると、本当にうまいです。彼の演じたグレンのような男は、自分自身も不幸だけれど、周りにも不幸をまき散らしていて、本当に困ったものですねーーー(TT)。(2009,07,24)
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