サマータイムマシン・ブルース           |  
  
2005年 日本 コメディー・SF・青春    
  
<監督>本広克行 
<キャスト>瑛太 ,   上野樹里 ,  佐々木蔵之介  ,  真木よう子
  
<ストーリー> 
夏休み中の、ある大学のSF研究会。5人の部員は、久しぶりに屋外で野球を楽しんでいた。その様子を、同じ部室を使う写真部の部員が撮影していた。その後、風呂屋に行って、汗を流した彼らは、部室に戻り、クーラーを付ける。しかし、ジュースがこぼれて、クーラーのリモコンが壊れてしまった。翌日、うだるような暑さの中、部室には、突然、見慣れない機械が出現していた・・・。
  
<感想> 
淡々と流れる夏休みの平穏な時間。しかし、ちょっとずつ、おなしな事が起こっていた・・・。 
最初は、辛抱です。でも、注意深く、各シーンを見ていると、あとで、とても面白いことになってきます。 
何故かというと、それは、突然、タイムマシンが現れるからなのでした・・・。
  
面白い発想ですね〜。 
得体の知れない物体に乗って、昨日に、クーラーのリモコンを取りに行く。そうすると、いったいどうなるのか。過去を少しでも変えてしまったら、現在の人たちは、消えてしまうのか?? 
過去を変えてしまったら、現在は、どうなるのか、現在は、変えてしまった過去の現在になってしまうのだから、現在から見たら、変わっていないということか。 
過去に起こった、不思議な出来事が、いちいち理由付けられるのが、何とも、心地よいです。
  
ひとつ分からなかったのが、直そうと思って、完璧に壊されたリモコンは、いったいどうなってしまったのか?? 
分かったようで、よく考えると、分からなかったりする、不思議な時間体験でした。 
元は、舞台劇だというこの作品、よく練られた構成に、脱帽です。 
大学時代を思い出して、なんだか懐かしい気分になった青春SF映画でした〜〜(^^)。(2006,07,10)
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