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デシベル      


2021年 韓国 (DECIBEL)
サスペンス   

<監督>ファン・イノ
<キャスト> キム・レウォン, イ・ジョンソク, イ・ミンギ

<ストーリー>
都会の真ん中に、騒音に反応する爆弾が仕掛けられた。爆発を阻止するために、元海軍副長(キム・レウォン)が街中を駆け巡る・・・。

<感想>
潜水艦→魚雷→生き残り→爆発→騒音→共有爆弾?と、めまぐるしく事態が変遷してゆくストーリーでした。
しかも、途中まで、この事態が起こった原因がさっぱりわからず、かろうじて潜水艦で何かがあったのだろうということだけ。犯人の目星もつかず、暗中模索状態。
これは、ちょっとしんどかったです。
しかも、事件が次々と起こるのに、なぜか警察が出てこない・・・話をこれ以上複雑にしないためか、韓国警察がへなちょこだからなのかわかりませんが、どうして??とずっと思っていました。

中盤以降になると、犯人と、犯行の理由がわかってきます。
ですが、何しろいろいろなことが起こりすぎて、終わったときには、ハテ、この題名はどういう意味??と一瞬騒音爆弾のことを忘れていました。
題名から見ると、監督は、”騒音により作動する爆弾”がメインにしたかったのでしょうけど、その後の親子チョッキ爆弾もあったりして、肝心なところの影が薄くなってしまった印象です。
あれもこれもと、いろいろなことをやってみたかった監督の気持ちもわかりますが、ちょっと詰め込みすぎでしょうか。

主演はキム・レウォン。
彼を始めとして、犯人役の人も、白い海軍の軍服がよく似合うこと!!!
かっこいい!!(^▽^)
しかも、キム・レウォンったら不死身!!すごかったです。

ただ、私としては、彼の判断、やっぱり違うかなーーって思いました。
死ぬ人はもちろんかわいそうですが、生き残る人も、一生暗い思いを背負わなければならないわけで、その重さに、人は耐えられるのだろうかと疑問も持ってしまいました。(2025,03,10)






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