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奴隷の島 消えた人々          |  
  
2016年 韓国 (NO TOMORROW) 
サスペンス   
  
<監督>イ・ジスン 
<キャスト>
パク・ヒョジュ	,  ペ・ソンウ	,  リュ・ジュンヨル 
  
<ストーリー> 
天然塩を生産する離島で、知的障害者が人身売買されて、奴隷のように働かされているという情報を得たジャーナリストのヘリ(パク・ヒョジュ)と、部下のカメラマンは、島に潜入して、取材を続けるのだが・・・。
  
<感想> 
2014年に韓国で発覚した”新安塩田奴隷労働事件”に発想を得た作品だそうです。
  
”新安塩田奴隷労働事件”というのは、天然塩の生産で有名な全羅南道新安の離島で、知的障害者を拉致、もしくは人身売買により連れてきて、賃金を払わず、劣悪な環境下で奴隷のように働かせていた事件だそうです。
  
映画は、この情報を得た記者とカメラマンが島に潜入して、取材してゆくうちに、犯罪に巻き込まれてしまう・・・と言う話で、ドキュメンタリー風に描かれています。 
映像は、カメラマンが写すビデオの映像となっていて、リアリティがありました。 
中盤までは、取材の様子が描かれますが、はっきり言って、そんなに面白くありません。 
ただ、その映像に映る島の様子が寒々しい上、何かしら不穏な様相を帯びているので、見ているうちに、とても不安になってゆきました。 
と言うのも、映画の冒頭で、この二人のジャーナリストが、何らかの事件に巻き込まれたということが情報として与えられていたからです。
  
そして、終盤になって、事態は、急変します。 
ここからが面白いところ!なのですが、物事が急展開しすぎて、よく分からず、この部分だけ、後でもう一度見直してしまいました。 
あの写真によって、真相が分かり、ああなって、こうなって、結局、そうだったわけですが、肝心なところなのだから、もう少し丁寧にわかりやすくして欲しかったです。
(2018,01,15)
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