ダウン・イン・ザ・バレー          |  
  
2005年 アメリカ ロマンス    
  
<監督>デヴィッド・ジェイコブソン 
<キャスト>エドワード・ノートン ,   エヴァン・レイチェル・ウッド ,   デヴィッド・モース ,   ロリー・カルキン ,   エレン・バースティン  ,   ジョン・ディール  
  
<ストーリー> 
ロサンゼルス郊外の住宅地、サンフェルナンド・バレーに住む、17歳のトーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、口うるさい父親(デヴィッド・モース)と、怖がりで内気な弟(ロリー・カルキン)の3人で暮らしていた。夏のある日、友達とビーチに向かっていた彼女は、途中のガソリンスタンドで働くカウボーイ風の男、ハーレン(エドワード・ノートン)に声を掛け、ビーチに誘う。意気投合した二人は、深く惹かれ合うのだが・・・。
  
<感想> 
変化を求める少女と、純粋すぎる男のラブロマンス・・・かと思って見ていましたが、途中から違う方向へと話が進み始め、ちょっと面食らってしまいました。
  
ハーレンは、自然を愛する男。狭い空間に押し込められる車には乗らない。ドラッグもやらず、彼女の父親には、きちんと挨拶をして、弟にも、気を使う・・・。 
こんないい人っぽい彼なのに、実は・・・。 
好きなことも高じると、ちょっと変人。やはり周りとの協調も大切です。 
ある意味、病気だったのかもしれませんが、そんなこと、ある程度付き合ってみないと分からないことなので、怖いですねぇ。 
向こうは、銃社会だし・・・。
  
典型的なアメリカ型郊外の町並みの風景は美しく、音楽は優しく、道路を馬で行き来する様子は、のんびりとして、なんだかホッとするような映像でした。 
トーブ役のエヴァン・レイチェル・ウッドが、美少女なので、目の保養にもなりました(^^)。
  
監督は、この映画で、風変わりな男と、大人になり変えた少女の、切ない愛を謳いたかったのかもしれませんが、ハーレンの異常さと、それに伴う怖さの方が、強く印象に残ってしまいました。(2008,09,04)
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