天才スピヴェット           |  
  
2013年 フランス・カナダ (THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET) 
アクション・アドベンチャー    
  
<監督>	ジャン=ピエール・ジュネ 
<キャスト>カイル・キャトレット	,  ヘレナ・ボナム=カーター	,  ジュディ・デイヴィス	,  ドミニク・ピノン
  
<ストーリー> 
モンタナに住む10歳の天才少年スピヴェット(カイル・キャトレット)は、ある日、自分の発明が、ベアード賞を受賞したという電話を受ける。そこで彼は、一人で、授賞式会場のスミソニアン博物館に向かうことを決心する・・・。
  
<感想> 
「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督作で、10歳の少年が一人でアメリカ大陸横断する物語です。 
ジュネ監督なので、てっきりフランスの話だと勘違いして見始めたので、最初、驚きました(^_^;。
  
主人公のスピヴェットは、ある事件をきっかけに、家族の中で、そして天才であるが故に学校でも、居場所がないと感じてしまう。 
そんなある日、彼の発明が、ベアード賞を受賞するという、一大事件が勃発します。 
その授賞式に出席するため、彼は、家族に何も言わずに、一人きりで、ワシントンへと出かけるのでした。
  
たった10歳の子供なのに、一人きりで旅行だなんて! 
でも、小さいながらも、天才の彼は、色々な困難を、知恵と機転で次々と乗り越えてゆきます。 
途中、危なっかしいところもあれば、クスッと笑えるシーンもあって、「ホームアローン」を彷彿とさせるような楽しい映画でした。
  
でも、この映画で一番大切なのは、家族との関わり。 
大人達は、自分のことで精一杯だったのかもしれないけれど、彼の心の傷を放置したのは、やはりダメでしょう。 
そのあたりは、ラストで解決されたので、よかったですが。
  
原作は、ライフ・ラーセンの異色冒険小説『T・S・スピヴェット君 傑作集』だそうです。 
他にも、冒険するんでしょうかね?
  
スピヴェットを演じた主演のカイル・キャトレット君がすばらしいです。 
天才で、繊細なスピヴェット君そのままの名演技でした。(2016,01,31)
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