トゥルー・ストーリー         |  
  
2015年 アメリカ (TRUE STORY) 
犯罪・ミステリー   
  
<監督>ルパート・グールド 
<キャスト>
ジョナ・ヒル	,  ジェームズ・フランコ	,  フェリシティ・ジョーンズ	,  グレッチェン・モル	
  
<ストーリー> 
ねつ造記事を書いたことでニューヨークタイムズをクビになったマイケル・ファンケル(ジョナ・ヒル)は、ある日、彼の名をかたった殺人犯クリスチャン・ロンゴ(ジェームズ・フランコ)が、逮捕されたことを知り、さっそく彼の情報を集めるのだった・・・。
  
<感想> 
実話ベースのストーリーで、ブラッド・ピットが製作総指揮に絡んだ日本未公開作品です。
  
途中、もやもやしっぱなしの映画でした。 
妻子を殺した容疑で逮捕されたロンゴは、白なのか、黒なのか。 
その結論が見えないまま話が進んでゆきます。 
でも、客観的に考えたら、真実は、たった一つしかないのです。
  
冷静であるべきジャーナリストのファンケルが、容疑者の心に絡め取られてしまう過程を見せられたような気がしました。 
しかし、映画を見ていると、振り回されていたのは彼だけのようにも見えました。 
うまい話に飛びついてしまった彼は、人を見る目がないというか、ジャーナリストとして、不適格な気もしますが、結局、ロンゴが一枚上手だったということでしょうか。 
しかし、その後の彼らの交流を考えると、何か、運命的なものも感じるのでした。
  
ロンゴを演じたジェームズ・フランコが、素晴らしいです。 
信頼できる男と見えたその直後、凶悪な顔が見えたり、軽薄な男にしか見えない瞬間があったりと、彼の行動、顔つき、目配せに、目が釘付けでした。(2017,10,21)
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