造られた殺人          |  
  
2015年 韓国 (THE EXCLUSIVE: BEAT THE DEVIL’S TATTOO) 
サスペンス   
  
<監督>ノ・ドク 
<キャスト>
チョ・ジョンソク	,  イ・ミスク	,  ペ・ソンウ	,  キム・デミョン,  キム・ウィソン
  
<ストーリー> 
解雇寸前の記者、ホ・ムヒョク(チョ・ジョンソク	)は、連続殺人事件の犯人を突き止めるスクープをものにした。世間は騒然となるが、実は、それが誤報だったことにムヒョク本人だけが気がつくのだった・・・。
  
<感想> 
題名に”殺人”と付くので、また、おどろおどろしい韓国発の猟奇殺人事件の話かと思いましたが、案外コミカルなテイストだったので、見やすかったです。
  
連続殺人犯のスクープをものにした記者が、実は、それが誤報であることに気づくが、会社の上司も、世間も、舞い上がってしまい、間違いだったことを言い出せず、新しい事件が起こってしまう・・・という内容です。
  
まずあり得ないのが、TV局の対応です。 
何の根拠もなしに、こんなに簡単に信じ込んで、報道するなんて信じられないおバカです。 
警察も、警察で、ちゃんと調べているようで、そうでもなく、後手後手に回って、右往左往の体たらく。
  
主人公の記者が、仕事でも私生活でも、色々と抱え込んでいて、追い詰められた挙げ句の事件だったのですが、そんななんとも情けないところが人間味がありました。 
また、終盤の犯人との対決はスリリングで、その結末が意外なオチになっているところが面白かったです。
  
この世間のエキセントリックな大騒ぎは、実際、あの国の状況に似ていて、監督はそれを風刺したのかなとも思えて、ちょっと興味深かったです。(2018,01,03)
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