夏への扉 キミのいる未来へ          |  
  
2021年 日本  
SF・青春      
  
<監督>三木孝浩  
<キャスト>山ア賢人,  清原果耶,  藤木直人,  浜野謙太,  田口トモロヲ
  
<ストーリー> 
1995年。優秀な科学者・高倉宗一郎(山ア賢人)は、ロボットの研究に明け暮れ、その成果が出始めた頃、信頼していた人達に裏切られてしまう・・・。
  
<感想> 
SFの不朽の名作『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン著)の実写映画化作品です。 
なんと、映画化は世界初なのだそうです。それだけ映画化が難しいってことでしょうか。 
不朽の名作!ということなので、先に原作を読みました。
  
ややこしくて、難しい作品ですが、よく分かるように描かれていて、よかったと思います。
  
ただ、原作を読んだ身としては、やはり、物足りない。 
裏切りにあった後、あまりにもあっさり冬眠に入ってしまうのが物足りないです。 
お酒を飲むだけではなく、もっともがき苦しむ時間があってこそのラストだと思うのですが・・・。
  
主演は、山崎賢人。 
藤木直人がロボット役なのですが、とてもよくて、面白かったです。 
受付のロボットも、ロボットロボットしていてよかったです。 
そして、ピート役の猫も”にゃん相”がよくて、good!
  
深く考えると、30年後に二人の宗一郎が出現しそうな気がするのですが、この辺りのパラドックスは、原作でも、ちょっと曖昧になっているので、こういう所が今まで映画化できなかった原因なのかもしれません。(2022,03,13)
 
 
  
原作:『夏への扉』
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