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ベルリン、僕らの革命           |  
  
2004年 ドイツ・オーストリア コメディー・犯罪・ロマンス
  
<監督>ハンス・ワインガルトナー 
<キャスト>ダニエル・ブリュール ,   ユリア・イェンチ ,  	ブルクハルト・クラウスナー	
  
<ストーリー> 
理想に燃える青年、ヤン(ダニエル・ブリュール)とピーター(スタイプ・エルツェッグ)は、深夜、ある秘密の行動を続けていた。彼らは「エディケーターズ」と名乗り、裕福な家に忍び込み、格差社会を弾劾していたのだった。しかし、ユールが旅行中のある日、ヤンはピーターの恋人ユール(ユリア・イェンチ)に自分たちの秘密を打ち明けてしまう・・・。
  
<感想> 
なんだかすごく彼らの気持ちが分かる、そして、ちょっぴりイタい映画でした。 
理想に燃えて、今の社会が許せないという彼ら。そして、ちょっ過激だけれど、自分たちの理想を、世間に知らしめようと、ある行動に夢中になる彼ら。すごくよく分かります。 
そういう道を、青春時代に、通ってきた大人は、少なからずいるはずです。 
そして、ヤンと彼女が侵入した家の主人も、まさに、そういう道を通ってきた大人だったわけで、そこら辺は、すごく皮肉で、考えさせられるファクターとなりました。
  
しかし、ヤンたちは、革命に燃えるだけではなく、青春を謳歌する青年でもあるわけで、意気投合した異性と、ちょっと羽目を外しすぎてしまうことも、多々あるわけですよ。 
そして、アクシデントが起こる・・・。アイタタタタって感じですねーーー(^^;。 
こんな時、どうするかということが、彼らそのものの人間性が分かる瞬間でもありますね。 
その後、形勢を立て直して、自分たちの失敗は棚に上げて、社会を云々と討論するところは、笑ってしまうほど、「若いのね」と思ってしまいました。
  
ラストも、なかなか凝っていました。同時進行で映される彼ら。これが現実で、これが真実で、これが当然の結末なのでしょう。 
これから先のヤンたちは、どんな道を進んで、どんな大人になってゆくのでしょうか・・・。(2006,06,29)
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