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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習          |  
  
2006年 アメリカ コメディー    
  
<監督>ラリー・チャールズ 
<キャスト>サシャ・バロン・コーエン ,  ケン・ダヴィティアン
  
<ストーリー> 
カザフスタン国営テレビのレポーター、ボラットが、祖国の発展のために、アメリカ文化を学ぶ目的で、取材番組を作る。という設定の元、ボラットに扮したイギリスのコメディアン、サシャ・バロン・コーエンが、過激なゲリラ撮影をするコメディー。
  
<感想> 
話題になっていたので、映画館で見ようか迷ったのですが、あまりにもお下品そうなので、結局見に行きませんでした。
  
それにしても、実際の国の名前を挙げて、こんな映画を作ってしまうところが、すごいというか、恐れを知らないというか、確信犯というか・・・。これ、やはり、あとで、問題になったでしょうねぇ(^^;。
  
外国人のフリをして・・・っていうか、サシャ自身、イギリス人なので、本物の外国人なのですが・・・英語がよく分からないし、田舎から出てきたから、近代的なものの使い方なども分かりませ〜〜んと、いいながら、人の驚くような、非常識なことを、わざとするボラット。そんなボラットに驚く人を見て、笑う私たち・・・。でも、彼らの反応は、極まっとうなものなので、笑いつつも、そんなことを仕掛けられてしまった彼らが気の毒になってしまいました。
  
また、人種差別も、とことん笑いにしてしまいます。 
ユダヤ人や、ジプシーなどに対する差別は、あからさまで、見るに堪えず、聞くに堪えませんでした。サシャ自身がユダヤ人だということをあとで知って、ちょっとホッとしたような、逆に、彼自身がいつも被差別者としてこう感じているのかなと思ったり、これまた複雑でした。
  
どこまでが演技で、どこまでが一般人を巻き込んだドッキリなのか・・・? 
素っ裸で走り回るシーンもふんだんにあったりして、悪趣味な笑いのオンパレードです。 
これを、映画として製作して、公開し、大ヒットさせてしまうアメリカは、やっぱり自由の国・・・なのでしょうね〜〜。(2008,10,04)
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