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 バグダッド・カフェ           |  
  
1987年 西ドイツ (BAGDAD CAFE) 
    
  
<監督>パーシー・アドロン 
<キャスト>マリアンネ・ゼーゲブレヒト	,  	ジャック・パランス,  	CCH・パウンダー	
  
<ストーリー> 
ドイツの観光客、ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は、砂漠の真ん中で夫(ハンス・シュタードルバウアー)とケンカをして、そのまま歩いて、モーテルにたどり着いた。そんな彼女に不信を抱いた女主人ブレンダ(CCH・パウンダー)だったが、しばらくすると、寂れたモーテルが、ジャスミンの存在によって、変化してゆく・・・。
  
<感想> 
10年以上前に、一度見たきりだった映画です。 
当時見た時は、最初のうちは、なんだかわけが分からず、困惑気味。 
でも、見ているうちに、徐々にハッピーになって、最後は、ニコニコしてしまった映画でした。 
そして、印象的な、あの音楽と歌。 
しばらくこのサントラを繰り返し聞いていましたっけ・・・(^▽^)。
  
今回、ストーリーは、分かっていたので、それを確認しつつ、細かいところを楽しんで見ることが出来ました。
  
冒頭の砂漠での夫婦げんか。 
ほとんど無言劇なのですが、二人のいらだち・・・特に、ジャスミンの・・・がよく分かります。 
とはいえ、砂漠を一人で、歩き出し、しかも、夫を避けるような行動をするジャスミンは、命がけの無謀さですよね。 
きっと、旅行前から、二人の間には、大きな亀裂が、あったんでしょうね。
  
一方、モーテルの女主人ブレンダは、全てがうまくいかずに、いつもイライラと、怒鳴り散らし、しまいには、役立たずの夫に三行半をたたきつけ、追い出してしまう威勢の良さ。
  
そんな彼女のいらだちが、最高潮の時に、ジャスミンが、モーテルにやってくるのでした。
  
今回、まず驚いたのは、この映画が、西ドイツの映画だったと言うこと。 
西ドイツですよ!時代を感じますね〜。 
そして、主人公、ジャスミンを演じた女優さんの、存在感! 
砂漠の真ん中を、大きなスーツケースを転がしながら、よちよちと歩く様は、何とも不思議な光景でした。
  
そして、やっぱりこの歌「コーリング・ユー」。 
緩やかで、ゆったりして、物憂げなこの曲は、この不思議な映像の映画に、よく合っていて、映画を見ながらこの曲を聴くと、体が、トロンとしてしまいました。
  
また、ジャスミンの、全てを受け入れるような包容感も、忘れがたいです。(2014,06,30)
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