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フーリガン          |  
  
2005年 アメリカ・イギリス 犯罪    
  
<監督>レクシー・アレクサンダー 
<キャスト>イライジャ・ウッド ,   チャーリー・ハナム ,   クレア・フォーラニ 
  
<ストーリー> 
ルームメイトの罪をかぶったまま、ハーバード大学を退学させられたマット(イライジャ・ウッド)は、とりあえず、姉シャノン(クレア・フォーラニ)のいるロンドンに向かう。姉の家で、姉の義理の弟、ピート(チャーリー・ハナム)と会ったマットは、成り行きで、彼がリーダーをしているサッカーチームのサポーターのたまり場に連れて行かれる。そこで、彼らの過激な言動に驚かされるが、その後、さらに、他チームのサポーターとの抗争に巻き込まれる・・・。
  
<感想> 
イギリスに来たばかりのアメリカ青年、マットが、いきなりフーリガンのたまり場に連れてこられるんですから、大変です。しかも、みんなやたらと攻撃的。そんな閉鎖的なフーリガン集団の中で、一人浮きまくるマット(^^;。
  
それにしても、フーリガン。その抗争の動機は、まるで、中高生の縄張り争いのようなたわいなさ。でも、それを、大の大人が体を張って、そして、時には、命を賭けて熱中するのですから、彼らの頭の中は、いったいどうなっているのでしょう。 
たまり場で、ビールを飲みながら、サッカー・・・じゃなくて、フットボール談義。そして、集団で、スタジアムにむかい、他のチームのサポーターを牽制し、その後、帰り道では、流血騒ぎ・・・。 
試合の始まる前には、他のサポーターを大人数で待ち伏せしたり、大人げない事、ここに極めりって感じですか(^^;。 
そんな彼らだけれど、彼ら一人一人は、ちゃんとした仕事もあれば、妻子もいて、大人の生活をしているのです。大人のような、まだ子供のような、そんな変なバランス感覚の彼らなんですね〜。
  
そんな騒動に巻き込まれてしまったマットも、いつしか、自分の力を思いっきり投げかけることの出来るフーリガンの世界にはまってしまうのでした。これは、人間本来の闘争本能とも関係があるのかもしれないですねーーー。 
彼らから見ると、私たちの普通の生活なんて、気の抜けたサイダーみたいなのかも。でも、あの情熱をもっと他のことに向けていたら、もっと建設的なことに使っていたら・・・。
  
ラストは、それなりにスカッと終わりました。自分の気持ちをもっと前面に押し出し、主義主張をはっきりさせることも、時には、大切なのかもしれません。まあ、時と場合、そして、限度がありますけどね。
  
マット役のイライジャ・ウッドと、姉役のクレア・フォーラニは、よく顔を知っていましたが、他の人はほとんど始めてみる顔でした。まあ、それにしても、フーリガン役の俳優さん達の面構えのいいこと!(^^)。そろいもそろって、いい顔してました(^^)。(2008,04,16)
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