包帯クラブ          |  
  
2007年 日本 青春
  
<監督>堤幸彦 
<原作>天童荒太 
<キャスト>柳楽優弥 ,   石原さとみ ,   塩見三省  ,   原田美枝子 ,  関めぐみ ,  田中圭 ,  佐藤二朗 ,  貫地谷しほり
  
<ストーリー> 
手がすべり、包丁で手首を切ってしまったワラ(石原さとみ)は、病院の屋上でディノ(柳楽優弥)と出会う。ワラの自殺を心配したディノは、包帯をフェンスに巻き付けて、心の手当をしてくれる。その事を聞いたワラの親友、タンシオ(貫地谷しほり)は、メル友のギモ(田中圭)と一緒に、包帯を巻いて心の傷を癒す「包帯クラブ」をネット上で開設し、アクセスも増えてゆくのだが・・・。
  
<感想> 
何かと傷つきやすい現代人。こういうちょっとしたきっかけで、心の傷が癒され、元気になれるのだったら、それはそれで、このクラブの存在意義があるんだろうな〜と、思いました。 
このクラブを作った彼女たちにとっても、クラブ活動は楽しそうだし、”人助け”しているという、やりがいもあると思います。 
それに、心が通い合えなくなった友だちとも仲直りできたり、再会できたりしたのだから、いいことずくめでした。 
警察に追いかけられたのは、包帯を後片付けしなかったからで、あのまま放置するのは、やっぱりヤバイでしょう。写真を撮ったら、さっさと片づけたら良かったのにね。
  
ただ、あの写真を見て、本当に救われるのかなぁと、チラッと思ってしまいました。鉄棒に巻いたり、するのぐらいだったらいいけれど、廃ビルの中を包帯だらけにした写真は、何の関係のない私が見ても、さらに痛々しさが増したように感じてしまいました(^^;。まあ、これも、感じ方の違いだからいいんですけどね。
  
配役は、良かったです。 
石原さとみは、可愛くて、等身大の女の子(実際には、20歳越えてるけど)を悩みながらも生き生きと演じていました。柳楽優弥君も、「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」の時と比べると、ずいぶん演技がうまくなったように感じました。この役柄、よく似合っていてましたね〜。そういえば、彼、去年はちょっと大変なこともあったようですが、これからますます頑張って欲しい俳優さんです。(2009,01,25)
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