ヒステリア         |  
  
2011年 イギリス・フランス・ドイツ・ルクセンブルグ (HYSTERIA) 
コメディー・ロマンス    
  
<監督>	ターニャ・ウェクスラー 
<キャスト>	ヒュー・ダンシー	,  	マギー・ギレンホール	,  	ジョナサン・プライス	,  	フェリシティ・ジョーンズ	,  	ルパート・エヴェレット	,  	ジェマ・ジョーンズ	
  
<ストーリー> 
19世紀、ロンドン。先進医療を推奨する医師モーティマー(ヒュー・ダンシー)は、古い迷信に固執する病院では受け入れられず、失業中。そんなある日、女性のヒステリーを治療するダリンプル医師(ジョナサン・プライス)のクリニックに雇われ、生きがいを感じるのだが・・・。
  
<感想> 
題名から、昔読んだ「ヒストリアン」の映画化作品かな〜なんて、漠然と思っていたら、全く違いました(^_^;。 
なんと、19世紀末に女性のヒステリー治療用として開発された電動バイブレーターの発明秘話の物語です(^_^)。
  
当時、女性の半数が罹ると言われた”ヒステリー”という病気。 
その治療法は、”マッサージ療法”・・・(^_^;。 
でも、症状の重い場合は、子宮摘出もしたとか・・・恐ろしいーーー(T_T)。
  
考えるに、女性のあらゆる困った症状をひっくるめて、当時、”ヒステリー”と総称していたのかもしれません。 
その中には、更年期障害とか、うつ病とか、パニック障害とかも入っていたのかも?! 
なお、今では、ヒステリーという医学用語はないそうです。
  
その”治療”の様子などを大まじめに、そして、コミカルに描いていて、少々微妙なテーマを誰にでも見やすいように工夫してありました。
  
それにしても、紳士である医師が、大真面目に、”マッサージ療法”を施術するところは、ホント、笑えました(*^o^*)。 
でも、彼らには、女性の病気を治しているという実感と、充実感があったことでしょうね。
  
映画公開中には、きっとクスクス笑いが絶えない映画だったのではないでしょうか(^_^)。(2015,09,23)
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