ひかり探して　　　　　　 ２０２０年　韓国　（THE DAY I DIED: UNCLOSED CASE） ミステリー　　　 ＜監督＞パク・チワン ＜キャスト＞ キム・ヘス, イ・ジョンウン, ムン・ジョンヒ ＜ストーリー＞ 台風が来た夜、島で、一人の少女（ノ・ジョンエ）がいなくなり、遺留品から自殺ではないかと思われた。その調査のために、一人の女性刑事（キム・ヘス）が送り込まれる・・・。 ＜感想＞ 始まってしばらくは、説明がほとんどなくて、どういうことなのかさっぱりわからず、困ってしまいました。 それというのも、カニを食べながら見ていたので、どうも映画に集中できず、そのせいかと思ったのですが、終わってみると、徐々に謎が解けていくタイプの作品だということがわかって、なんとなく、ほっとしました。 でも、映画を見ながらカニを食するのは、やめましょう(^_^;。 それでも、いろいろな疑問がありました。 第一は、父親の事件なのに、娘が島流しのような生活を強制されて、しかも、監視カメラが部屋の中にまであるような人権侵害的な拘束を受けていたこと。 まだ高校生だというのに・・・。 あと、刑事の離婚の話も、いまいちよくわからず、すっきりしませんでした。 でも、救いは、島の人たちがそれほど閉鎖的ではなかったことでしょうか。 少女にとってどうだかは、わからないですが、調査に派遣された刑事には、とても友好的で、協力的のように見えました。 終盤になって、様々な謎が解き明かされてゆきました。 そして、ラスト。 それまで暗くて、悲しい話だったのが、一気に明るい太陽の下に舞台を移して、気持ちが氷解してゆくようでした。 なかなか技ありの作品だなと思いました。(2025,02,17)