真夜中の五分前　　　　　　 ２０１４年　日本・中国　 ミステリー・ロマンス　　　 ＜監督＞行定勲 ＜キャスト＞三浦春馬, リウ・シーシー ＜ストーリー＞ 中国で時計修理工をしているリョウ（三浦春馬）は、ある日、美しい女性ルオラン（リウ・シーシー）と出会う。その後、再会した二人だったが、その場で彼女に双子の妹（リウ・シーシーの二役）がいることが分かる・・・。 ＜感想＞ 中国を舞台にしたミステリアス・ラブ・ストーリーです。 時計修理工として中国で働くリョウが、プールで出会った女生と付き合い始めるが、彼女には、そっくりな双子の妹がいた・・・。という話でした。 ”双子”特に、一卵性には、どうしてもミステリアスなイメージがあります。 同じ性格、同じ嗜好、そして同じ顔。 だからこそのこの物語でした。 前半は、二人の違いが分かるような気がしていましたが、後半になってくると、だんだんと分からなくなってしまいました。 一人だけと付き合っているならば、なんの問題もないのでしょうが、仲のよい双子がいつも一緒にいると、妹の恋人のように、だんだんと疑心暗鬼になってくる気持ちも分かるような気がします。 おまけに、彼女は、それを楽しんでいるような気もするのでした。 ラストは、はっきりしない終わり方だったので、しばらく引きずってしまいました。 十字架のネックレスと、時計。 彼女が時計を教会に置いていった理由がよく分かりませんでした。 そして、再びモーリシャスへ。 この行動で、彼女が誰なのかは、分かったような気がします。 主演は、今は亡き三浦春馬。 影があるけれど純真なこの役にピッタリです。 やはり、惜しい人を亡くしたという思いが再来するのでした。(2022,08,14)