マザーレス・ブルックリン          |  
  
2019年 アメリカ (MOTHERLESS BROOKLYN) 
犯罪・ミステリー      
  
<監督>エドワード・ノートン  
<キャスト>エドワード・ノートン,  ブルース・ウィリス ,  アレック・ボールドウィン,  ウィレム・デフォー
  
<ストーリー> 
1957年、ニューヨーク。障害を持っているライオネル(エドワード・ノートン)は、恩人のフランクの死を悲しみ、彼の死の真相を突き止めようと奔走するが・・・。
  
<感想> 
エドワード・ノートンが監督・脚本・製作を務めて、しかも、障害を持った主人公も演じる力の入った作品です。 
この主人公の障害というのが、自分では意識していない意味不明な言葉を突然発してしまうというもので、実際に、トゥレット症候群という病気があるそうです。 
いわゆる重度の”チック”のようですが、初対面の人には、相当驚かれると思われます。 
そんな障害を抱えながらも、恩人の死の真相を突き止めようとする彼の姿は、時にはユーモラスで、しかしなかなか頼もしく思えるのでした。 
ただ、ストーリーが分かりにくくて、わざとまどろっこしい話にしているのではと思ったほどです。 
原作があるので、それを映画用に短くしたためなのかもしれません。 
でも、1950年代を舞台とした映画の雰囲気は良く、面白いカメラショットも、いろいろあって、楽しませてもらいました。
  
主演のエドワード・ノートンは、力の入った演技で、本当に、この病気を持っているかのごとく自然に演じていました。 
演じるのはなかなか大変だったと思うのですが、この役をやりたいが為に作った映画なのかなと思うほどの力演でした。 
共演も、最初の数分しか登場しないブルース・ウィリスをはじめとして、実力派が揃っていて豪華です。(2021,12,18)
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