洋菓子店コアンドル　　　　　　 ２０１０年　日本 　　　 ＜監督＞深川栄洋 ＜キャスト＞江口洋介, 蒼井優, 戸田恵子 ＜ストーリー＞ 鹿児島から、恋人に会いに上京してきたなつめ（蒼井優）は、恋人が働いているはずの洋菓子店コアンドルを訪ねるが、恋人は、もうそこにはいなかった。途方に暮れるなつめは、コアンドルで、働かせてもらうことにする・・・。 ＜感想＞ 洋菓子店を舞台にしたドラマです。 何となく、ストーリーがこなれてなくて、全体にぎこちなさを感じる作品でした。 よくいうところの、人間が描かれてないっていうことでしょうか。 あっちもこっちも、すべてが、中途半端に感じました。 でも、良かったところもあります。 ケーキ屋さんの内部の様子がよく描かれていて、 そうか、ケーキって、一つ一つ、こんなに手間をかけて作られているんだ！と、改めて感じられたこと。 これからは、ケーキを食べるとき、今まで以上に、丁寧に、味わいながら食べたいと思います。 そして、蒼井優の演技も、とてもよかったです。 彼女は、若い割に、ちょっと偏屈で、礼儀知らずなイヤな女子の役でしたが、 ちょっとした表情が新鮮で、可愛くて、とても魅力的でした。 ケーキ屋さんって、女の子のあこがれの職業だったりするけれど、本当は、ハードな仕事で、とても大変そう。 やっぱり、食べる方専門が、いいですね〜(^^)。 ケーキ屋さんを舞台にした雫井脩介さんの「つばさ物語」という作品も、映画化して欲しいな。(2012,07,03)