シネマチェックトップページ>50音別index>ラ行index>ラ
 
  
落下の王国            |  
  
2006年 インド・イギリス・アメリカ アドベンチャー・ファンタジー    
  
<監督>ターセム 
<キャスト>リー・ペイス ,   カティンカ・ウンタルー ,   ジャスティン・ワデル 
  
<ストーリー> 
1915年。スタントマンのロイ(リー・ペイス)は、映画の撮影中の事故で重傷を負い、病院に入院中だった。その上、恋人を映画の主演俳優に奪われ、生きる希望をなくしていた。同じ病院には、5歳のアレクサンドリア(カティンカ・ウンタルー)が、腕を骨折して入院していた。退屈したアレクサンドリアは、病院中を歩き回り、ロイの元へと辿り着く・・・。
  
<感想> 
オープニングから驚かされました。 
いったいこれは・・・なに?!・・・(^^;。
  
そして、本編で、最初に出てきたのは、小さな女の子。 
片腕を変な風に持ち上げた、ぽちゃっとした、そして、さして可愛くない!?女の子・・・。
  
これは、ちょっとはずれかなーーー、と思いつつ見ていくと・・・。
  
途中から、この女の子、アレキサンドリアちゃんが、かわいくてかわいくて、たまらなくなりました。 
家の手伝いをしていて、オレンジの木から落ちて、骨折してしまった彼女。 
腕は、変な形?に固定され、でも、退屈で退屈で、病院中をちょこちょこ、うろちょろする彼女。 
だから、病院中のいろいろな人と顔見知りな彼女です。
  
そんな彼女がある日、寝たきりのロイと出会って、 
ロイの語るお話の世界に夢中になってしまうのでした。 
その物語には、彼女の周りにいる人たちが、いろいろな役柄となって登場します。
  
その一方で、重傷で寝たきりのロイ。 
アレキサンドリアちゃんの無心さに付け込んで、彼はある計画を実行しようとするのです。
  
絶望の中にいるロイと、無邪気なアレキサンドリアちゃん。
  
この二人の関わりが、何とも言えず、かわいくて、また、悲しいのでした。
  
ロイの物語は、荒唐無稽で、むちゃくちゃだけど、映像的には、奇抜で、面白くて・・・。 
でもその話も、ロイの精神状態によって、徐々に変化して・・・。 
終盤は、泣いてしまいました。 
こんなに可愛いアレキサンドリアちゃんを泣かして、どうすんのよ!
  
子供と大人の目線が、物語の中にうまく融合して、傑作となりました。 
映像の美しさと、細やかな気の配り方がすばらしいです。 
ブルーレイで欲しいかも。プレイヤー持ってないけど・・・(TT)。(2009,09,26)
 |   
 | 
 |   
 
 
 
 |  
  |