「学校・園での動物飼育の成果
〜心・いのち・脳を育む〜」 を 読んで
●とても内容のある本が完成したことをお喜び申し上げます。こうした理論と実践をつなぐ本は、
学校飼育動物に関する基本図書として必要だと思っていました。 嶋野道弘
文部科学省の指導方
●「学校・園での動物飼育の成果」を感激しながら拝見いたしております。
副題が、「心・いのち・脳を育む」というのも出色ですね。
このような動物飼育の例を適切な方法が検討された事例を集約して載せている本は、おそらく空前絶後というか、初めてではないかと思います。
生活科や総合的な学習や特別活動、日常活動など、類分けした事例が図や写真とともにふんだんに取り入れられていて、例えば各学校で、「こんなとき、どうしよう」などと問題に突き当たったときに、必ず類似の参考事例が出ているという感じの本だと思います。
しかも、その意味づけのページや、必要な情報を提供するページなどが織り込まれていて、飽きさせません。
そして一番の驚きは、これほどの内容なのに、2000円以下の廉価版だということです。
きっと、各学校で命の教育、生と死の教育に大きな力を発揮するものと思います。
しっかりと活用させていただきます。また機会があるときごとに、紹介等させていただくことができればと思います。
●QAやチェック表などもあり、活用しやすそうです。参考にさせていただきます。
学校における動物飼育に役立つ一冊であると思います。
●実践者、獣医師、研究者、行政のそれぞれの立場から、具体的な実践例をもとに伝えたいこと(知りたいこと)がコンパクトにまとめられていてたいへん分かりやすいものになっていると思いました。
ところで、過日、「うさぎを蹴り殺してしまった高校生」の記事において、仲間の一人が泣きながら必死にそれをやめさせようとしたという行為を知って、残酷な行為への怒りとともに「その中にやさしさや命の重さを感じていること子どもがいた」という、何か救いのようなものを感じました。
そして、その少年が「飼育委員としてうさぎを育てた経験者」であったことを聞いて、改めて体験的な活動(動物介在教育)の重要性感じているところです。
この冊子を読んで、このような教育が全国に広がることを祈念しています。
学校飼育動物研究会 学校飼育動物を考えるページ
●埼玉県獣医師会の会員
学校飼育動物問題は獣医師として避けて通れる問題ではなく、私たち臨床獣医師が地域社会へ貢献することのできる大きなテーマであると信じております。
この度出版された飼育事例集 を拝読させていただきました。今までに読ませていただきました学校飼育動物に関する事柄の集大成であり、この一冊で学校飼育動物の教育効果(私はこのことを動物のパワーと表現しております)を素直に理解できる内容に感心いたしております。
埼玉県獣医師会南第一支部では傘下全獣医師に一冊ずつ購入していただきました。
全国の獣医師が購読されることを願います。