
いそっぷは何時の間にか家の回りに出入りしていました
立派な猫なので飼い主さんがいるものと思っていました
そのうちどうも空家の所から出て来て 飼い主さんが居ないみたいだという事になりました
アパートに居候している猫のサバコという子が イソップに大怪我をさせたと言う事で治療をする事になり
それ以来 イソップは居着きました
部屋に入れても我が家のごとく振舞い
外に出たくなると何処からでも出て言ってマイペースの生活を送っていました
誰か貰い手が居ないかと探していましたが もう大人だったのでそうそう見付かりませんんでした
その間 イソップは仔猫が来れば優しく面倒を見てくれました
雄なのにおっぱいも吸われると我慢していました
まみちゃんの兄妹のグレーの雄はイソップに一番甘えていました
仔猫を欲しい方が見に来た時
イソップの態度と性格に惚れ込んで下さって
グレーの子とイソップを一緒に貰って下さいました
居候のイソップ いそいそ我が家にきたからイソップ
たまたまアラップという猫がいたのでそれもあって童話のイソップも混ぜて
「イソップ」
と名付けたので その御家族は仔猫を
「グリム」
と名付けました(^_^)
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イソップは顔が本当に大きいんです
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甘えるグリムを優しく見てくれました
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どうみてもこれは母子の姿ですよね〜
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やさしいんだから〜〜〜
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しっぽは立派でしょ
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子供達がうるさいと高い所に避難
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ここでもまだ低いかな?
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ここならいいかな?
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グリムはイソップが一緒だったので安心して行きました
お届けする時一緒にお家にも行きました
お庭もあって 素敵な御家族でそれは嬉しいでした
貰われてすぐにイソップが行方不明になったと連絡があり 飛んで行きました
慣れるまで外には出ないように全て閉めていたのに
2階のベランダから飛び下りて出ていったようでした
自由気ままなイソップなのでそれは当たり前の事だったのかもしれません
すぐに帰るかもしれないとも思ったようでしたが帰って来なかったので心配で連絡を下さったのでした
初めての土地なので私も大変だと思い捜し回りました
猫語で必死で呼びました
そうしましたら出て来たのです
何処にいたのでしょう イソップは私を探していたようでした
それから私はイソップにとくとくと「今度はここが新しいお家でグリムの面倒をちゃんとみるの」だと話しました
そしてイソップはそのあと安心してそこに居着きました
その後何時も一緒に遊んでいたグリムが毒を外で食べてしまったらしく
亡くなってしまいました
その時も飼い主さんから逐一お話を伺いました
イソップは世長けていたので 食べずに助かったのだと思います
その後 イソップは小学校に入ったばかり位だったお兄ちゃんが
すっかり大きくなるまで皆様に可愛がられました
暮に居なくなって絶対これはどこか出口がしまって帰れなくなったんだろうと思っていたら
お正月明けに お腹空かせて帰って来たり
大きな怪我をしたり
その度に口実を作っては会いに行きました
そして年をとって もう助からないかもしれないという連絡を貰った時
会いに行ったのですが その時には会った喜びもあったのかちょっと元気になってくれたのですが
そのあと 姿を隠してしまいました
イソップは自然児らしく最後の姿を見せないつもりだったのだと皆で話しています
そして 最後を見送らなかったので お空に行ったのだとは思わないでいるのです
私は本当にイソップらしく生きる事を許してくれた御家族の皆様に心からお礼申し上げたいと思っています
そしてイソップに 沢山の思い出を有難うと言いたいと思います
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