sutemaru
 
 
 



すては産まれてすぐの状態で ティッシュの箱に入れて九月一日に捨てられました
ティッシュの箱は猫を捨てる為にあるのではな〜い!!
発泡スチロールの小さなお皿に 飲めもしないのにミルクが入れてあり
目も開いていないのですから 親を探して歩き回り
かえって体中濡れて びちょびちょになっていました
我が家の階段を降りると前に遊歩道があり
その遊歩道にその箱は置いてありました
息子と階段を降り出した頃に 泣き声が聞こえました
胸騒ぎを押さえながら出ていくと ちょっと先に男の人が歩いてゆく所でした
他に人影は見えません
その直前は泣き声はしていませんでした
あの人がきっと捨てたのだと思いました(違っていたら ごめんなさい)
わざと聞こえるような大声で
こんなに小さい子は育たない 保健所に連れていくしか無いわね
って言いましたら 一瞬その人は歩みを止めました
ひどい事をするものね 捨てる事は殺す事と同じなのに
って息子と大声で話ながら その箱を持って帰りました
例え その人が捨てた本人で 貰ってもらえると思って我が家の前に捨てたとしても
それが駄目なら家に持って帰るかと言うときっとそうでは無いと思います
他の場所に捨てに行くでしょう
一度捨てる人 きっとそのような事をする人は何回でも平気で捨てると思います


     



この頃はまだ人間大好きでした
     
女ボスですー
すては白い所が反射して写真は上手く撮れないんです
後ろ向きの方が撮りやすいんですー

私は息子が小学校にあがる時余りにじっとしていない息子でしたので母の心臓に良く無いと思い 
たまたま管理人が朝逃げ(ーー;したので スープのさめない距離のそちらのアパートに引っ越ししました
アパートでは友人が 猫が居ないのなら飼えるでしょうと鳥を下さいました
猫を飼う事の出来ないのが集合住宅(アパート)ですので
他の方の手前 猫は飼ってはいけないと自分にも一応言い聞かせていました
母の所にも猫が居ましたし きっとまた拾ってくるだろうと 母もそれを一番心配していましたので
子猫を拾ったとは言えませんでした(^^;
育てていく内に貰い手を探そうと思っていました
幸い何回か貰い手が出来て 試験的に行ったりしましたが
トイレストをしたり ハンガースト をしてしまい
何時も帰らされてきました(ーー;
そうこうしている内に
鳥達の中で育ったすてまるですし もう外には出さないと決めていました
でも、母には言えませんでした(^^;

し・か
し さすが親ですね
暫くして 
ばれてしまいました(^^;


 
すてまる」という名前は皆さんに何時も「 捨て猫だったからすてまるでは可哀想」と言われていました
でもその名前の由来は違うのです
すてまる」とは
昔 豊臣秀吉が子供運が無く子供が育たない為に その地で言い伝えられていた
  「生まれた子を一度捨てて 再び拾うとその子は丈夫に育つ
  と言う地方の習わしに願いを込めてわが子(後の秀頼)に命名したもので
  まずは「捨て丸」 その後「お拾い」と改名したという話を元に
こんな乳飲み子でも 丈夫に育て」との祈りを込めて
  「すてまる」にしました
女の子ですが いずれ避妊するのだから 祈りを込めた名前の方が良いと思いました
後に「お拾」にしようと思いましたが 本猫が嫌だと申しましたのでやめました(ーー;


すてはしばらく一人っ子でしたので 先住の鳥達の次に自分は偉いと思っていました
アパートに住んでいた野良ちゃんのサバコ すてと一緒に避妊手術をしました
サバコは賢い猫だったので一応すて には一歩下がっていました
廊下で対面しても すてが怒ると 自分の縄張りまで逃げて決して喧嘩はしませんでした
すては自分が強いのだと勘違いして威張っていましたが 実は サバコの方が強かったのです
すては世間知らずなのです(ーー)


この後 ちょっと事件が起きました
それはサバコに御飯をあげている人が他の野良ちゃんを診て欲しいと連れてきたのです
家に来たので すてとも会ってしまいました
すては怒っていましたが 野良ちゃんはもっと怖がってシーシを漏らしてしまいました
部屋の外で診るからと言ったのに その方がすてに「ほら仲良くしてよ」って
止めるのも聞かずに何回も側に連れていった為でした

その方が出ていった後
すては臭いを嗅ぎながら「ウー」って怒っていました

それを忘れていた頃
たまたま その方につなぐ電話がかかっていたので 我が家にその方を入れた時
事件は起きました(ーー)
すてがその方に噛み付き引っ掻き追い出してしまったのです

それ以来 我が家には他人は入れなくなりました(ーー)
その方の怪我は 平謝りで私がみましたが
野良猫の件ですてが怒っている事は知っていたので気にしないで良いと言ってもらえました
その後 その方の声が聞こえる度にずっと「ウーーー」って怒っていました



その後こたろうが来ました
すては初め「変なのが来た」と無視を決め込んでいました
特にいじめるでもなし
かといって可愛がるでもなし
平穏無事な日々が過ぎていました

そして ふと すての他人嫌いを忘れた頃
友人を部屋に入れてしまいました
その時 こたろうが小さかったので  こたろう はその方の足にじゃれてしまいました
その方は動物を飼った事が無い方だったので 思わず「きゃっ」って声をあげました
その瞬間
すては母になってしまいました
突然 飛び出してくると こたろうを守って その方に飛びかかってしまったのです
必死で その方を部屋から出して すてを押さえようとしましたが すてのきつい事!!
嚼みつくは 蹴りは入るは 私も傷だらけになってしまいました(ーー;

その方も 良い方で すてがきつくて入れないと言う事を知っていたので
二人で その事をふと忘れた事を つくづく後悔し
四人の男の子のお母さんであるその方は すての母心にめんじて許してくれました
でも その後 すてという名前を聞くと鳥肌が出る程 猫恐怖症になってしまいました(ーー)
  未だに仲良しのその方には 心からおわび申しあげています_(__)_ 

その後 我が家には 人間はどなたも入れません


 





何時もマイペース
他の子が増えると段々上に逃げて行きます
上で見守っているのかも
たまにこた達にちょっかい出します



すては小さい時
爪をつんだ後高い所に上がりそびれギックリ腰になってしまいました
それ以来
我が家の猫は爪をつみませんので私傷だらけです(^^ゞ
リラックス1
リラックス2
この後が怖いーガブッ



  すてまるは我が家の女ボス
こたろうが男ボスです

ドアの入り口に「猛犬注意」と張ってあるのは すてまる の事です
万が一 泥棒が入っても 生きて出ては来れないかも知れませんので(ーー;
  「猛猫注意」では判りませんものね



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