今日 またカラスの異常な鳴き声が聞こえました 雛が落ちたのだと思い 飛び出しました 区の職員が3人でカラスの巣を壊していました
「何をしてるんですか!!」と怒鳴りつけました 「苦情が来たので取り壊しています」という返事
「あともう少しで巣立ちする雛がいるのに何て事をするのですか!! 苦情が来たら事情も調べないでそういう事をするのですか!!
この子の親達は若鳥で 今迄虐められずにきたから人間を信じてこのような所に巣を作っているのです
巣作りの時からずっと観察して 何とか人間と共存出来ないかと試みているのに
その信じている気持ちを怖がらせ 人間不信にして その結果襲うとかなんとか 理由を付けて 殺そうとする
今迄此処に巣がある事すら知らない程静かに育って来ているのに
この間の月曜日雛が巣立ちの練習で落ちた時 親が必死で守ろうとしていた その時に襲えば 又人間が悪者にするから
私は何時間も人を襲わないようにカラスを嫌われないよう守っていたのですよ その時だけ低空飛行をしたり 威嚇したけど
子供が落ちたので 親が必死なのだと怖がる人に説明し 危なくないようカバーして
放置自転車の持ち主に自転車は私が安全な場所迄出してあげていたのだから 怪我等した人は居ないはずだと言いました

苦情が来るとどうしようも無いというので
それでは私もこちら側の苦情を言います しっかり覚えて上に迄ちゃんと伝えて下さいと言って
それからずっと人間の勝手な解釈と 自分中心な考えと自分が違法に自転車を置いている場所なのに その人たちには注意しないで
子を守ろうとする愛情のあるその行為をつぶそうとするそんな人間ばかりだから わが子を殺したり 平気で動物を虐めたりする人間が増えるのだと
何が大事な事か 動物から学べと もっと命を扱う人間は勉強をしろと
巣立ち雛が巣立つ迄あと少しですから もう少し違う道を行って下さいとか そのようなカバーは出来ないのかと

もう 情けないやら悲しいやら 怒り爆発して言いたい事を言いました その間 それまで狂ったように怒っていた親達は 静かでした
この子達は子供が落ちる迄 ここに巣がある事すら知らない人が殆どだったくらい静かなんだと言いました
それは 現実に静かにしていたから きっと判ったと思います
でも 今日から人間を襲うカラスにしたのは あなた達ですから ここで襲われたと言う通報が入ったら カラスを殺しに来ないで
人間がそのようにしたからだと カラスを守って下さいと言いました

区にも確認の電話を入れました 確かにそこに行った者から 話は聞きましたと言っておりましたので さらに 念を押しましたが どうでしょうか???

しばらく親は怒っていました 道行く人が怖がるので 今区の人に巣を壊されて 巣立ち雛が危ないと警戒しているのですと 怖がらないよう説明しまくりました



雛の安全を求めて 飛び交う親達
写す暇も無い程親は飛び回っています
先に見える白い塔とこちらを行ったり来たり
猫に襲われてしまいました
寒地が吠えても私の声がしても無反応
猫の鈴の音には反応しました
段々後ろに下がって行くので(6/7)
夜はこのカゴに入れました
熟睡すると頭は後ろに入れて(黒くて判らん)


目が覚めたら 何だこれは?と突っ突いて
ちょっと飛ぶ練習と思ったらやはりまだ無理
ちょっと起きてもすぐ熟睡 疲れているのね

夜になり 暗くなったので 様子はもう見えませんでした 無事に三羽で寝てくれると良いなと思いましたが やはり甘かったです
突然すごい雛の悲鳴 親の鳴き声 猫だと思いました 飛び出して行くと 遊歩道の茂みの中にいるようです
暗くて見えなかったのですが きっと猫だと思い 追いながら植え込みを覗くと 猫がさっと逃げて行き 雛が叫んでいました
もう仕方ないので保護しました 親も 上で泣き叫んでいます 「大丈夫よ、大丈夫よ」 と言って 吃驚する回りの人に
「猫に襲われたの」と言い乍ら 部屋に入れました 親は窓越しに真っ暗な空を鳴き乍ら飛び交いましたが 雛が落ち着いて声を出さなくなったら 静かになりました

また 怒りが湧いて来ました
巣を潰せばあとはどうなると思っているのだ 人間じゃあるまいし 家が無いからと 子を捨てて出て行くとでも思っているのか
子を命をかけて守る為 ますます攻撃的になるとは思っていないのか 巣立ちさせれば 自然に静かになる  その時迄 なぜ待てなかったのか、、


こんな文句が頭に浮かんで消えませんでした

かーらーす 何故鳴くの
からすは人間に
だーいじなおうちを こわされたのーよ
どうして?どうして?
と からすは鳴くの
だいじなおうちは どこへいったのー

木の上の 巣のあとを
みてみてごらん
ちいさな 子供が
ふるえているよー



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