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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん動物病院のX線被ばくについての補足
文章:Yuji(獣医師)
初出:2005/11/19
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1.「被ばく」という文字
放射線の被ばくは「爆」ではなく「曝(日へんに暴)」です。
この文字は最近放射線学領域では「被ばく」とひらがなで書くことが一般的になりつつあります。おそらく誤字を防ぐ目的もあるかと思います。
それにならって「被ばく」とひらがなにしてみてはいかがでしょうか。

2.単位
シーベルトの単位表記は「Sv」とSが大文字になります。「V」を大文字にすると電圧のボルトととらえる方がいるかもしれません。

3.許容線量
許容線量については平成13年より若干変わりました。
獣医療法施行規則第13条で規定されておりますが、正確な文面は、
1-1.平成13年4月1日以後5年ごとに区分した期間につき100ミリシーベルト
1-2. 4月1日を史記とする1年間につき50ミリシーベルト
です。
つまり「5年間で100mSv(1年間で50mSv)」となります。
また女性については年間13mSvではなく、
1-3.女子(妊娠する可能性がないと診断された者及び妊娠する意志がない旨を診療施設 の管理者に書面で申し出た者を除く。
次項第三号を除き、以下同じ。)については、前二号に規定するほか、4月1日、7月1日、10月1日及び1月1日を始期とする各3月間につき5ミリシーベルト
および
2-3.妊娠中である女子の腹部表面については、本人の申し出等により診療施設の管理者が妊娠の事実を知ったときから出産までの間につき2ミリシーベルトとなっています。
つまり「5年間100mSv(1年間50mSv)」「3ヶ月ごとに5mSv」「妊娠中は妊娠がわかってから出産までに腹部で2mSv」となります。
以上です。
放射線学講座卒で今も放射線学領域の研究をしている者として述べさせていただきました。

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