<ネコ掲示板過去発言集より転載>
【投稿日 2009年1月30日(金)13時20分 投稿者 チョビ】
前回、意見交換掲示板の方で、猫エイズの陰転について質問させて頂いた者です。 その節はプロキオン先生どうもありがとうございました。 前回、家の敷地内で親に捨てられた野良の子猫を保護し、生後二ヶ月でのエイズの検査で 陽性反応が出てしまったと書かせて頂きましたが、その後、生後四ヶ月の再検査でも 陽性だったのですが、二ヶ月の時は検査キットの陽性反応が濃い青色を示していたのが、 四ヶ月の検査では、うっすらとした青に変わっていました。 疑陽性で母親からの移行抗体が消えかかっている可能性もあるので 生後6ヶ月頃、また再検査の予定です。(期待し過ぎないように言われましたが) そこで質問なのですが、真の陽性だった場合、検査時の血液の状態によって 検査キットの色が濃くなったり薄くなったりという事はあるのでしょうか? また、疑陽性だとしたら生後6ヶ月くらいで移行抗体は完全に消滅するのでしょうか。 もっと長く残ってしまうケースもあるのでしょうか。 もう少し経って検査をすれば、白黒はっきりするのでしょうが、 先住猫と早く同居させたい為に、ヤキモキしてしまっています。 (先住猫にエイズワクチンを打つか否かの選択もありますし) お忙しいところ申し訳ありませんが、急ぎませんのでご意見頂けたら幸いです。 長文失礼いたしました。
【投稿日 2009年1月30日(金)17時38分 投稿者 プロキオン】
>そこで質問なのですが、真の陽性だった場合、検査時の血液の状態によって 検査キットの色が濃くなったり薄くなったりという事はあるのでしょうか?
理論的には、血液の状態だけでなく、検査キットの状態でも、微妙な違いが生じる可能性はありますが、そのためにコントロールスポットが設定されていますから、普通はそのようなことは考える必要はないでしょう。 一般的には、FIVの場合は抗体検出キットですから、スポットの発色の程度はもっている抗体の量に依存していると考えられるのではないでしょうか。真の陽性であれば、2ヶ月程度では、特別な処置でもしていないと大きな変動はないと考えられます。
>また、疑陽性だとしたら生後6ヶ月くらいで移行抗体は完全に消滅するのでしょうか。 もっと長く残ってしまうケースもあるのでしょうか。
これはおおよその目安ですから、この6ヶ月が絶対という数値ではありません。ただし、この検査キットを製造している機関が発行している解説書でも 母猫からの移行抗体に反応してしまうケースのことを取り上げていまして、その中でも一応半年くらいでの再検査をしてくださいというように記述されていますので、このあたりの数字が多いということなのではないでしょうか。 それ以上残存するかもしれない事例というのは、数多く検査をしている病院とか、この大元の検査機関に尋ねてみないとわからないと思います。
>もう少し経って検査をすれば、白黒はっきりするのでしょうが、先住猫と早く同居させたい為に、ヤキモキしてしまっています。
お気持ちはわかりますが、こちらが焦ったからと言って、結果が変わるものでもありませんし、飼い主さんの気持ちが猫に伝わってしまうことの方が心配ですよ。 移行抗体による悪戯ならば、いずれ陰転してくれますよ。
【投稿日 2009年1月30日(金)19時02分 投稿者 チョビ】
プロキオン先生、お忙しいところ詳しく教えて頂きましてありがとうございました。 そうですよね…先生がおっしゃるように、 今は色々悩んでいても結果は変わらないですものね。 隔離生活がなかなか大変なのと、先住猫も新入り猫も両方寂しがりなもので 早く同居させたい気持ちから、少々焦っておりました。 陰転する事を祈りつつ、再検査の時期が来るまで待ちたいと思います。 本当にありがとうございました。
【投稿日 2009年2月25日(水)23時25分 投稿者 チョビ】
プロキオン先生
この間は、猫エイズ検査について色々教えて頂き 有難うございました。
先日、子猫が生後半年を迎えたので FIVの再々検査をして貰いに行ってきました。 長い間やきもきしましたが、お蔭様で結果は陰性でした。
プロキオン先生のおっしゃった通り、今までの検査の陽性反応は 母体からの移行抗体による悪戯だったようです。 生後4ヶ月目の検査で、検査キットの陽性反応の色が薄くなっていたので 陰転してくれる事を願いつつ、生後半年まで待ちました。 これでやっと決着がついてホッと致しました。 先住猫とも、仲良くしています。
エイズは大丈夫でしたが、今後、他の病気に掛からないように 気を付けてあげたいと思います。 色々相談にのって頂き、有難うございました。 また、何かありました時はよろしくお願い致します。
【投稿日 2009年2月26日(木)10時16分 投稿者 プロキオン】
>チョビさん
FIV検査の抗体陰転とのこと、良かったですね。頭の中ではおそらく陰性となるはずと思っていても、やはり実際に確認できるまでは不安がつきまといます。理屈を承知していて他人にそのように説明している私ですら、そうなのですから、飼い主であるチョビさんの気持ちは想像に難くありません。 でも、これでチョビさん御自身も 同じ問題での悩みを抱え込まれてしまった飼い主さんに対してお力添えができるようになったのではないかと存じます。この問題は、これからも続いていくと思うのです。その節には、どうぞ、お声がけをして励ましてあげてくださいね。
【投稿日 2009年2月26日(木)23時39分 投稿者 チョビ 】
>プロキオン先生
暖かいお言葉、どうも有り難うございました。 陰転する事を願いつつも、期待し過ぎないようにしたり 陽性であっても、猫に対する愛情は変わらないんだから…と思っていましたが やはり、陰性だったと判ってホッとしています。 陽性反応が出た後、ネット等で猫エイズに関して色々検索しましたが 我が家と同じようなケースで悩んでる方が結構いらっしゃいました。 今回、我が家は運が良かったんだと思います。 今後、同じ悩みを抱えてる方がいましたら、微力ながらお力になれればと思います。
度々、失礼致しました。
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