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迷子イヌ>飼い主の職場から脱走、32日後に新聞折り込みチラシを見た人から連絡あり
編集−りんママ
初出:2009/02/18
◆「動物よくある相談」利用についての注意事項
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◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

■迷子になった日 2008/12/30
■帰宅した日 2009/02/01
■状況 飼い主の職場より脱走
■届出先機関  警察署/保健所/動物病院など
■発見の決めて 新聞折り込みチラシを見た人からの通報
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<プロフィール>
はんな(♀)/シー・ズー(白・茶)鼻の頭が白く不明当時はオレンジのセーターとピンクの首輪に迷子札。
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是非はんなが帰宅に結びついた例を挙げて頂き、これから帰宅を待つ家族の励みにしていただければ幸いです。

行方不明
○12月30日 15時頃 飼い主の職場より脱走
 オレンジのセーターとピンクの胴輪と迷子札(胴輪には飼い主の携帯番号)
○脱走に気がつき2名で近所を捜索。近所の住民も参加し半径500mくらいを
 日没近くまで捜索。見つからず。総勢10名
○夜になり範囲を広げ2名で大声で叫びながら捜索。夜11時ごろまで。
○地元の警察署へ届出
○翌日も捜索(大晦日)
 年末の為、人通りが極端に少なく、目撃情報が1件もない。
○1月3日隣接する東金市・山武市・茂原市の警察に届出
 観光客も多く、連れ去られたのでは?と半ば諦め
○3日〜毎日自転車等で範囲を広げ捜索。
○5日仕事始めの動物愛護センター・健康管理センター(保健所)へ届出
 保健所は近隣も届け出。町の清掃センターへも(事故死の可能性)届出
○インターネットサイトへ迷子の登録。
○ポスターを作製し、半径2キロ以内の大型スーパー・百円ショップ・町の役場
 コミュニティーセンター・幼稚園・小学校・小学校前の文房具店・にポスター掲示依頼。
○まったく目撃情報がないまま1月20日まで過ぎる。
 ほぼこの頃になるとどこかで幸せに暮らしていることを願ってしまう。
 また小型犬を目にするのが辛くなる。
○愛護センターや保健所のHPを日に何度も確認する。
○家族もだんだんはんなのことに触れないようにギクシャクする。
○1月26日自宅から1キロ離れた場所での1/11の目撃情報。
(兄の友人の母親がスーパーで見たチラシにより)
犬の散歩中に発見。捕まえようとするも逃げられてしまう。
近隣をさらにビラを配り1件ずつ訪問するもそれ以上の情報は得られず。
すでに目撃から15日も過ぎて寄せられた情報だけにそこにいる可能性が
あまりないように思える。
○新聞折込の「シティライフ」を目にする。最後の望みを懸けて掲載する。
 1/31掲載される。
 掲載当日大網白里町の上谷新田という地域から自宅の前のビニールハウスに2日間いたという情報が寄せられる。しかも2日前の情報。やはり捕まえようとすると逃げてしまったらしい。
特徴も全て同じで私たち家族に希望が生まれる。
早速その日のうちにビラを持参し、目撃現場で捜索。すると複数の目撃情報が寄せられる。日没過ぎまで探すが見つからず。目撃された28日から捜索した31日は大雨と強風の悪天候で、とても心配で心配で家族は眠れず。
確かにその場所にいたことはわかったが本当に森や草むらだらけでどこに逃げたのやら、雲をつかむような思いでした。
○2/1朝6時30分から発見現場付近一帯犬の散歩をする人へくまなくハンドビラを配る。やはり「新聞見たよ」とか「がんばって」や「私も見たよ」等暖かい励ましの言葉をいただく。中には一緒に泣いてくれる人もいた。
昼ごろになり、犬の散歩をしている男性が「妻が昨夜目撃した」との情報をくれる。その場で奥さんに携帯で確認してくださり、場所が確定。
「自分たちも後で探してみます」といってくれる。
○家族で昨夜の目撃場所=大網白里町 清名幸谷周辺を徒歩で大声で叫びながら、1件ずつお宅を訪問しながら探す。
○しかし2時間探しても見つからない。
○2時過ぎ私の携帯に「たった今見た」という女性から情報をいただく。
 それは私たちが探していた場所の100M以内であった。
○その女性は仕事帰り、道を横切る動物を発見何気なく見ると汚れた犬だった。セーターを着ていてその目は何かを訴えていた。しばらく目が合い、
新聞の迷子犬を思い出し、慌てて自宅へ帰り新聞片手に目撃場所へ戻り私に連絡をくれました。
○しばらくその場を捜索してくださり、その女性から「今目の前にいるけど、私では捕まえられないから来てください」と....。
○その場に駆け寄る途中の私の心の中はうれしいやらこれから目にするわが子がどんな哀れな姿か想像したり、もうパニックでした。
○よその家の裏庭ににげこんでいて、反対側から追い詰めてくださり無事私の姿を見てくれました。そのときはんなはすでに腰を抜かしていました。
○抱き上げると「キャンキャン」とすさまじい叫び声を上げ、大暴れ。
 強く抱きしめ本当に号泣でした。ハンナも涙を流していました。
○情報主さんも一緒に泣いてくださり、その方は本当に恩人です。
ご自身も犬を複数飼っていて、もうあの姿を見た瞬間人事ではなくなった。
といってくださいました。
○本当にこの日、この瞬間が来ることは無いと思っていたので、家でくつろぐハンナを見るたびに「幻」を見ているかのようです。
○はんなの体は永い放浪生活が手に取るようにわかる汚れた手編みのセーターとしっかりと胸についている胸バンド。迷子札。きっとこのセーターが外の寒さから身を守ってくれたんだと思います。
何より体は無傷。(とげが刺さり化膿箇所一箇所)で全身毛玉だらけ。
藪を歩いたらしい草の種や棘が全身にまとわりついていました。
なんとも不思議なのはあまり痩せてもいないこと。
獣医さんに見てもらっても特に脱水症状や飢餓の状態ではないとのこと。
いたるところで人のご厚意を受けていたんだと思います。
帰宅後最初のウンチは緑色の草でした。(泣)
○帰宅後少し落ち着かない様子でしたが、体を伸ばしため息をついた姿を見たらやっと本人も安心したんだな。と思えました。
体重6キロの小型シーズー2歳4ヶ月の冒険は終わりました。
昨日カットに行き美人さんになって来ました。

○その後昨日はいたるところにお礼に伺い、皆さん帰宅を心から喜んでくださいました。(中には泣いて喜んでくださる方も)
今回の件で迷子犬がこんなに多いことや愛護センターのHPをみて今のペット事情を知ることができました。また、何より人の温かさを知り心から感謝する気持ちを持つことができました。
今回はこんなに幸せな形で32日間振りの帰宅をしてくれたはんなに本当に心から感謝です。

○最後の発見者さんにお礼をしようとするも「自分にする御礼の分はんなチャンにおいしいものを食べさせてあげて下さい」とのことでした。
今回の捜索にかかわってくださいました皆様応援してくださいました皆様本当に
ありがとうございました。

○最後に...。きっと偶然かも知れませんが、はんな本人に確認もできず...。
はんなは事情により私と離れて暮らしていました。(もともとは私が飼い主)
実家のシーズー(オス)にお嫁さんとしてはんなは飼いました。しかし半年前に突然そのシーズーをなくした父のペットロスを救ったのははんなでした。
父の職場は行方不明になった九十九里町そして偶然にも発見された場所は
もう少しで私が住む家のある場所...。あと1キロでした。
動物にはそのような能力があるのでしょうか?
本当に不思議です。発見されるまでの目撃情報は途中の九十九里町西野付近でしかありません。足跡はたどれませんが....。いぬのきもちが知りたいです。

〔飼い主さんの了解の上頂いたメールを公開しています。〕

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