マナーについてこちらではあまりうるさくお客さまに言うことができません。
サービス業としてあまりうるさいことを押しつけるようなことはしにくいのです。
常識を守っていただくようお願いしたいです。
マナーとはむずかしいもので利用客側と宿泊施設側とでは常識が少しずつ違います。
これを一概にマナーという言葉でくくって周知徹底することは大変なことですね。
ペットがいかに幸せに過ごせるかを考えていただきたいです。
冬、スキーシーズンなどぺットを置いてスキーに行ってしまう。それは大きな間違い。
人間の子供を置いていけますか?
ペットを溺愛しすぎるため他人の意見に耳を貸さないという人も多く、そういう人はペット連れだからというより一般常識に欠けるのですが、どうしても「ペット連れ」という枠のなかで見られてしまいますね。
ペット同伴のマナーアップのため、ペット可宿のすべてのホームページに、マナーとルールを掲載したほうがよいと思います。
悪いことをしたら謝るというのはペットがいる・いない以前の人間性の問題です。
粗相をしても何食わぬ顔をして帰って、あとになってそれを発見するとがっかりします。
90パーセント以上はマナーのよい人です。
でも、マナーの悪い人がほんの数パーセントいるだけで、受け入れをやめなければならないことになりかねません。
粗相をしたことや物を壊したり傷つけたりしたことを、「宿側に迷惑をかけた」と思わないのが不思議です。
ベッド・ふとん・じゅうたん・クッションひとつにしても大事な備品であり財産です。
弁償しろと言いたいわけではないのです。
汚しましたと正直に言ってほしい。そして、すみませんと言ってほしいのです。
客観的に見て、小型犬の飼い主さんのほうがわがままですね。
ですから、ワンちゃんまでわがままに・・・。
大型犬の飼い主さんは、大きいぶん気を使っているみたいで、お部屋のそうじはかえって楽です。
ペット好きな従業員が多数おります。
お出迎えのときに「かわい〜い」とさわったりすると、ペット連れでない他のお客さまに白い目をされるときがあります。
お客さまとお客さまの間に入ってむずかしい立場のときがあります。
「うちの子は大丈夫」の思い込みが強いお客さまは他人のことを考えませんね。
予約時に私はつい厳しく言いすぎるので自重しているのですがむずかしいですね。
でも最初にしっかりお話させていただくことが大切だと思っています。
飼い主が思っているほど他人はよそのペットをかわいいとは思っていません。
うちの子はみんながかわいいと思ってくれているというふうに考えるから、平気で同伴不可スペースに連れてきたりするのではないだろうかと思います。
正直、受け入れ枠をせばめる方向で考えています。
ペットの毛が付着しているシーツ等をクリーニング屋さんに出すと、同じクリーニング屋さんを利用している他の宿が嫌がります。
これはけっこう大きな問題です。
お客さまにはご理解とご注意を払っていただきたいです。
できることならペット連れのお客さまには損害保険へ加入していただきたいです。
設備や備品の損害は想像以上に大きいのです。
トラブルを経験した宿のオーナーの多くは、このままでは受け入れを中止する方向しかないという危惧があると思います。
最近急にペット同伴可の宿が増えましたが、お客さまから聞くところによりますと、不潔だったり、ペット同伴OKにすれば客が入ると考えているような宿もあるようです。
そういうところの経営者は特に動物が好きでもなく知識もありません。
受け入れ側に問題がある宿ではお客さまもマナーを守る気になれないでしょう。
清潔にして、チェックイン時にルールの説明をきちんとすることによって、気持ちよく過ごしていただけるものと思っています。
食品衛生上、食堂をペットOKにしている宿はそれを禁止にすべきと思います。
不特定多数の人が利用する場はやはり問題です。
宿に何を求めているのかお客さまにお聞きしたいです。
マナーはペット自体よりオーナーの意識の問題です。
ブームによるペットではなく社会の中の一員として広く認知されるよう、親身になってペットを大切にしてほしいと思います。
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