脚弱ですが発熱や咳と同じように症状名です。
　つまり起立不能の症状があるということです。　ではどのようなことで脚弱に
　なるかというと、くる病やチアミン欠乏症のようなビタミンミネラルの欠乏症、
　先天的な運動器障害やニューカッスルウイルス感染症のような脳神経炎を引き起
　こす伝染病などが脚弱の原因であったりします。
　つまり、咳の原因が気管支炎や結核、場合によっては肺の腫瘍だったりするように
　脚弱の原因も一様ではありません。
　さて、細川さんのケースの場合、明らかに下敷きにしてからの症状ですから外傷に
　よる障害が一番心配です。
　骨折はないそうですから、内臓の損傷などの心配が残ります。
　ただ、鳥の場合内臓の損傷が疑われても安易に開腹することは出来ませんので
　主治医の先生が行われるような体力維持のための保存療法が選択されます。
　ブドウ糖とビタミンの回数ですが先生に相談されてはいかがでしょうか。
　私は鳥が自発的採食を停止した場合は、頻回の強制的な給餌が必要だと考えて
　います。

　最後にこれは鳥を愛する人全てへのお願いですが、鳥を籠から出すときは
　１００％鳥に注意を注げる時間だけにしてください。
　３０−５０グラムの鳥にとって５０−７０キロの人間は、体重差で１０００
　倍以上、人と象の比ではありません。