獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199712-301

271のご質問について
投稿日 1997/12/11(木)10:31:16 メリアル日本全薬

藤原先生、回答が遅くなりまして申し訳ございませんでした。

先生のご質問に関して、まず可能な範囲で回答させていただきます。

フィプロニルの特殊毒性ですが、催奇形性(ラット、ウサギ)、発癌性(マウス)及び変
異原性(異なる数種の試験による)は、認められていません。

フィプロニルを含有する製剤を2日齢以上の哺乳中の子犬及び子猫に投与した試験では、
母犬及び母猫にも全身に本剤を投与しました。子犬や子猫は、それらの母犬または母猫か
ら通常通りに哺乳しましたが、副作用等は認められませんでした。

農水省の家畜衛生週報に猫で嘔吐頻回が1例報告されています。猫の嘔吐に関しては、色
々な要因があると思われますが、本例に関する原因は特定されていません。
また、同様にモニターの先生からも本例につきましては、「因果関係不明」として報告さ
れています。

イソプロパノールの犬・猫における急性毒性値は、以下の通りです。
10kgの犬の場合、経口の最小致死量は60mL、5kgの猫では30g
但し、犬や猫が自発的にこれだけの量を飲み込むことは考えられない思われます。

なお、ご質問に対するさらに詳しい回答をすべく製造元にも問い合わせ中です。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。