獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199803-22

栗田 香代子さんへ
投稿日 1998年3月5日(木)19時58分 ムクムク

抗生物質テトラサイクリンはかなり前から使用されていますが、オウム病の
 原因菌クラミジアに対しての作用は今でも有効です。
 かつては飲み水に混ぜて使用されてもいたのですが、飲水投与では鳥が水を
 飲まなくなったりして効果が不安定なことが分かっています。
 餌にまぶせてしまうと鳥はやはりいやがるのですが、仕方なしに何とか食べて
 くれます。
 実験的には4−5日で排菌が止まりますが3週間投与することが約束となって
 います。 これ以上与える必要はまったくありませんが、一年に一度とか
 半年に一度3週間を1クールとしてテトラサイクリン添加餌を与えることは
 意味があります。 というのは、一度陰性化してもまた外部から感染することが
 あるからです。

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