獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199803-89

フェレットのワクチンについて補足
投稿日 1998年3月26日(木)20時56分 プロキオン

3月23日の城戸先生へのリプライの補足です。

本日、落書き帳の方を見るまで20日の城戸先生の書き込みが誰宛か知りませ
んでしたので、気を悪くされた方がいるかもしれません。お詫び申し上げます。

「ドヒバック」はフェレットに対して、決して危険なワクチンではありません。
現在アメリカで最も安全と言われている「フロムD」と同じフロム株を使用し
て製造されています。ジステンパーについていえば、まったく同じものです。
逆にフェレット用に認可されている「フェルバック」の方が副作用の報告が多
いようです。某動物園の獣医師に聞いた話ですが、ヨーロッパで使用されてい
るフェレット用の不活化ワクチンではジステンパーの感染を防ぐことはできな
いそうです。
「フロムD]も「ドヒバック」も犬用に製造されていることは事実です、した
がって飼い主と獣医師との双方の了解のもとでなければ、使用するべきではな
いでしょう。
しかしながら、フェレットをジステンパーに感染させてしまうようなものでし
たら、我々獣医師は頼まれても接種はしないでしょう。
また、あえて、副作用報告の多いワクチンを接種する必要もないと思います。

この辺の事情はエキゾチックペット関係のホームページでも、問題の先生以外
の先生方の著書でも眼を通していただければ、理解していただけると思います。
私がウソを言っているわけでもありませんし、ましてや、共立商事の回し者で
もありません。

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