獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199804-103

うさぎの目のコブのその後
投稿日 1998年4月21日(火)10時34分 くまこ

城戸先生、まる先生、励ましのメールを下さった方、その節は本当にありがとうございました。
ウサギの目の下にできたコブですが、4/11に小動物専門の病院に転院して診て頂いたところ、重度の不正交合だといわれました。
外からは分からないのですが、すべての歯がひどく伸びていて、ふつう伸びる方向だけでは口の中のスペースが足りず、歯肉の方にも伸びている(めり込んでいる?)のだそうです。
口の中を耳用?の機械で診て、レントゲンで確認しました。
中でも特に長い歯が、ちょうどその目の下にあり、膿が溜まってコブになっていました。
4/14にコブの膿を出して消毒し、そのひどい歯1本とその対になる歯1本、腐りかけていた歯1本、計3本を抜く手術をしました。
手術は成功し、術後は極めて良好で、4/18に連れて帰れました。
しかし、膿は想像よりかなり回っていて、「アメリカなら安楽死レベル」だったそうです。コブと反対の顔の方にも、歯茎の下にもあって、全部取るには 歯も全部抜かねばならないくらいだそうです。
ただ今後、抗生物質などで、膿をこれ以上広がらせないようにうまくコントロールしていければ、生き長らえることも可能で、そういうケースもある(診ているウサギで1年くらい生きている子がいる)そうです。
ウサギは今は元気も完全に戻っているので、歯を全部抜くことは考えていません。
とにかく、免疫を高めることが大切らしいので、そのような食べ物を与え、生活に気を付けることを目標にして病気とつきあうつもりです。

以上が結果報告なのですが、免疫を高める為に有効なエサ、薬、その他何かありませんでしょうか。
今、抗生物質の他に、各種野菜(なるべく多く)とペレット50g/1日、ミント等ハーブ類、エビオス2錠/1日、ビオフェルミン1錠/1日、ビタミンC2錠/1日(子供の半量)を与えています。
私にとっては子どもみたいな存在なので、1日も元気で長生きして欲しいのです。
なにかご存知でしたら、どうか教えて下さい。お願いします。

それから、ウサギを飼っている方へ:
飼い主が不正交合に気づかないでウサギが死んでしまうことも多いそうですが、繊維質の多い牧草などを食べない子は罹患率が高いそうです。
ペレットはそんなに歯をすり減らしてくれないそうです。 食生活は改善した方がいいし、もし、ちょっとでも口のトラブルがあったら必ず歯をチェックした方が良いそうです。
私のウサギは以上の理由から進行が進み、発見が遅れました。生きているものの、私もウサギもつらい思いをしました。皆さんもどうぞお気を付け下さい。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。