意見交換掲示板 1998年4月11日(土)12時31分

①フィラリアに感染するのか？
犬糸状虫（フィラリア）は、フェレットに感染します。

②フィラリアの検査について？
ミクロフィラリア検査（血液の中のフィラリアの仔虫を顕微鏡で見る）は、感染例すべてで陽性とならないため、信頼性は低いようです。
成虫循環抗原検査は、実験感染では、すべて陽性になっていますが、野外感染の場合は、寄生虫体が少ないことが予想されるため、必ずしも確定的ではないようです。

③フィラリアの予防について
感染していないフェレットに、犬に使う予防薬を使用しても、十分予防が可能であるということです。
成虫の駆除法は、犬に使用するものでも、同様に優れた効果を示すことが確認されています。
フィラリアに感染しているフェレットに予防薬を飲ませた場合については、調べたところ見つかりませんでした。犬でも同様にショック症状を呈することがあるので、投与する場合は、慎重に行った方がよいと思います。

参考文献
「フェレットの臨床」（インターズー）
「第１８回動物臨床医学会年次大会プロシーディング№３」

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