ゼンさんへ
犬の緑内障もヒトと同じように原因によって色々な治療法があります。大きく分けると、飲み薬や目薬による内科的な方法と、手術による外科的な方法に分けられます。
あなたの愛犬は、現在は右目だけが緑内障にかかっているのですね。そしてその眼は現在は視力があって、将来は失明するであろうといわれているのでしょうか。
そうであれば視力を維持する（緑内障をコントロールする）方法はあるはずです。
基本的には、内科療法でコントロールできない場合に外科療法を施します。
それから緑内障の原因にもよりますが、右目がなったから必ず左目も緑内障にかかるというわけではありません。日頃から健康な左目の微妙な変化にも気をつけて、少しでも異常があれば（眼をしょぼしょぼさせたり、白目が充血したり、角膜が濁ったりという症状は緑内障の症状です）すぐに動物病院を受診して下さい。
動物の場合、病院に来た時点では視力がなくなっていることがほとんどで、治療は痛みをとってやる事を目的としたものになることが多いのです。
緑内障は治る病気とは考えず、どの様にコントロールして愛犬が快適に一生を過ごすことができるかということを考えましょう。