獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199805-196

先日はお返事いただき本当にありがとうございました
投稿日 1998年5月29日(金)17時31分 寝子

ムクムク先生を始め、獣医師の先生方にまたやっかいな質問があります。
おいそがし時期に申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いします。

同胎の姉妹猫を持っている人が、めでたく2匹とも交配に成功し(同じ雄猫と)3週間違いで出産したそうです。最初のお母さん猫が5匹、自然分娩で、子猫の体重は90−110グラム、順調に子育てを始め、毎日5−15グラムの体重の増加、何の心配もなく育っていましたが、1週間目から子猫が次々と死亡し、10日目には全滅してしまったそうです。
朝はお乳を飲み、元気に動き回っていた子猫が、夕方から苦しそうな息づかいになり、涎を流して、その夜のうちに死んでしまうのだそうです。

その3週間後に出産したもう1匹のお母さん猫は逆子で陣痛微弱だったため、獣医さんと相談の結果、帝王切開を施し、4匹の子猫が無事出産しました。同じように順調な経過をたどっていましたが、やはり7日目ころから1匹・2匹と様子がおかしくなり、獣医さんで手当をしてもらいましたが、残念ながらまたまた全滅してしまったそうです。

個人的に相談を受けましたが、「子猫が全滅」という経験は私にもなくて、良きアドバイスが浮かびません。

母猫姉妹の同胎の他のネコたち(5匹で生まれています)は皆去勢・避妊済みで繁殖に使ったのは、今回のこの2匹だけでした。
父猫の同胎のうち(5匹兄弟)、1匹は同じころ別の雌猫と交配し、その子猫は全部無事順調に育っていますし、別の雌猫も無事お母さんになっています。

今回の雄猫と雌猫姉妹は全くのアウトブリーディングで、血統的に不安な材料は見あたりません。

最初の子猫が死んだと聞いたとき、ひょっとして血液型不適合かと疑いましたが、現在猫の血液型を検査してくれる機関はなく、(検査機関はつぶれてしまいましたね…)どこかの大学病院でやってくれるとのうわさを聞いたことがありますが、それがどこかわからず、検査を依頼することはできませんでした。(もしどこかご存じの方、お知らせください)。でも血液型不適合なら、もっと早くに死んでいるはずだし…。
繁殖したのは、メインクーンという大型の猫種で、非常に丈夫で、子育てもうまく、我が家では一度も出産のトラブルがなかっただけに、今回の話は非常に気になります。前に東京で、胸腺のない子猫が何匹か同じ腹から生まれ(胸腺のない子猫が生まれたのは今回の父猫・母猫姉妹とは全く血縁関係のない猫です。)死亡したと言う話を聞いたことがありますがその可能性があるのでしょうか?
母猫が姉妹という関係ですので、父猫より母猫の方に問題があるのではないかと、考えられるので、もうこの姉妹は避妊手術をし、繁殖に使わない方が良いと思いますが、先生方のご意見はいかがでしょうか?

今回のようなケースで考えられるような原因があれば、どうかアドバイスをお願いします。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。