獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199807-15

パルボ(猫半汎白血球減少症)が発生した場合
投稿日 1998年7月2日(木)14時58分 寝子

先生方のアドバイスをいただきたく書き込ませていただきます。どうかよろしくお願いします。
友人の知り合いの家で、飼われていた生後5ヶ月の子猫がパルボで死にました。
6月22日、発病して2日後のことです。
FVR−C−Pワクチンは3回接種済み、完全室内飼いでしたが、発症する2−3日前より猫ウイルス性鼻気管炎の症状が出ていたそうです。
その家には家庭教師が通ってくるのですが、最近その人が拾って保護していた1匹の子猫がパルボで死亡、もう1匹も危険な状態、ということで、多分感染源はその家庭教師からによるものではないか、と推測されます。
その家には死んだ生後5ヶ月の子猫以外に1歳になる猫がいて、現在その猫には発病の兆しは見られません。
子猫が死んだ後、飼い主は残った1歳の猫のワクチンをインターフェロンとともに接種しました。

質問1:
今後残った1歳の猫がパルボ症を発症する可能性はありますか?
質問2:
抗体検査等を行って、その猫の感染の有無を調べることは可能ですか?
質問3:
次に新しい猫を入れたいと希望した場合、どのくらいの期間を開けた方が良いでしょうか?
質問4:
残った猫が半年以上たっても健康で、発症しなかった場合、繁殖に使って良いものでしょうか?もし、やめた方が良いなら、どの程度たってから去勢手術を行うのが、ストレスを与えず安全でしょうか?
質問5:
ワクチネーションを完璧に実行していたとして、どの程度の割合で猫汎初血球減少症を発病する可能性があるのでしょうか?(実はワクチンを接種してあったのにパルボで死亡した猫の話を聞くのが数回目なので…。しかし、今まで聞いた話はすべて因果関係がなく、猫種も違いますし、血縁関係もありません)

とりあえず私が行ったアドバイスは、
その子猫が使用していたトイレや食器をハイターで消毒するか、捨てること。
家中をハイターで拭くこと。
家庭教師が来るときは猫を隔離し、猫に近づかないようにしてもらうこと。
なるべくストレスをかけないように、日常生活に気を配ってやること。
栄養状態のチェック、こまめにグルーミングを行い、猫の変化に敏感になること。

これ以外に今出来るアドバイスがあれば併せて教えてください。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。