意見交換掲示板過去発言No.0000-199808-110
明日から夏休みのムクムクです |
投稿日 1998年8月24日(月)22時30分 ムクムク
Re:ノミの駆除方法をおしえてください。 8月24日発言の田中さんへ ノミの対処法ですが大きく予防と駆除に分かれます。 予防は月に一回薬を 投与してノミの次の世代が孵化したり大人になることをブロックする方法 です。三共から発売されているプログラムという薬がこれにあたります。 体表で生活している成虫を駆除するには、スポットタイプではアドバン テージとフロントラインという製剤が発売されています。 双方とも脱毛のような副作用は私は経験ありません。 理想的には予防を通年行い、成虫が目立つ季節はスポットタイプを併用 するように私は薦めています。 Re:猫のヘルニアについて教えてください。 8月24日発言のnemurinekoさんへ 鼠径ヘルニアはいわゆる脱腸といわれ、通常は閉じている鼠径輪から内臓の 臓器が下腹部皮下に脱出してしまう疾病です。 鼠径ヘルニアですが脱出した内臓が出たり入ったりするような状態ならば あまり危険はありません。 多くの臓器が脱出したりして、戻らなくなり、 臓器への血行が遮断されたような場合、緊急手術の必要が出てきます。 ただ、そのような可能性はかなり低いので、生後5ヶ月くらいまで待ってから ヘルニア孔を閉鎖する手術を行うことを私はお薦めしています。 Re:教えて下さい。 8月24日発言のうめさんへ 犬の皮膚病で犬から人に移るのは疥癬・ノミなどの昆虫と皮膚糸状菌症のような 感染症となります。 また、そのまま人を介して犬に感染させることが出来るかと いえば、通常接触した手をよく洗うようにされれば、あまりないのではないかと 考えます。 ただ、犬から犬は容易に感染する疾病がありますので、動物同士は 近づけないことをお薦めします。 Re:セキセイインコについて 8月24日発言の下田 裕美さんへ 換羽は鳥にとってはストレスで、かなり元気が低下する個体もいます。 ただ、通常は問題なく耐えますが、感染症などが絡むと症状が悪化する 場合もあります。 ただ、これは生理的なものですからある程度は仕方ないと考えます。 ネクトンBIOにつきましては、私は存じ上げないのでコメントできません。 Re:早産について 8月24日発言の万葉さんへ 流産の原因ですが感染性としてはBrucella canis、Staphylococcus、 ジステンパー、Toxoplasma gondiiなどは流産、早産、死産、虚弱児 出産の原因となるといわれています。 非感染性の原因としては各種の毒物、ホルモン欠乏症、外傷性ショック 胎児の遺伝的欠陥などがいわれています。 Re:心不全について教えて下さい。 8月23日発言のさとさんへ 心不全ですが各種の原因によって心臓の機能が不全状態になっていることを いいます。 心臓は肺や全身に血液を送るポンプですから、この機能が不全 状態になると、咳、呼吸困難、チアノーゼなどの症状を呈します。 Re:教えて下さい 8月23日発言のクー子さんへ 降参です。 Re:セキセイインコの嘔吐について 8月22日発言の下田 恵美子さんへ セキセイインコですが雄でしょうか。 雄のセキセイは鏡やおもちゃに向かって吐き戻しを行うことがあります。 疾病としては、トリコモナスやジアルジアのような原虫やカンジダの感染 その他そ嚢炎によって嘔吐をおこします。 検査によっても原因がハッキリしないこともあります。 しばらく時間をおいてそ嚢をチェックすると検査で陽性となることも ありますので、経過を観察しながら先生と相談してください。 Re:たすけてください! 8月21日発言のmerukoさんへ 整形外科に詳しい先生をお求めなのでしょうか。 merukoさんの大体の地区を書き込まれたら、お薦めの先生メールが 来るかもしれません。 Re:緋インコの脚力?が弱いのですが・・・ 8月21日発言のあきぴーさんへ どのような小さなサインでも鳥は見逃せば命に関わることもあります。 病院に行こうかと迷われている場合は、必ず行かれるようにお薦めします。 Re:↓ムクムク先生へ。続きです。 8月20日発言のやなせさんへ 便秘ですが食後すぐは消化器が動いていますので、肛門を摘むよう刺激さ れるとうまく排便されることがあります。 また、温かいガーゼで肛門を 刺激するといい場合もあります。 これは授乳後母猫が舌で子猫の陰部を 刺激しているのと同じです。 便秘ですが著しければ命に関わる可能性はあると思います。 Re:お尻の痒みについて教えてください。 8月20日発言の香さんへ 肛門腺のかゆみは分泌物の貯留だけでなく、炎症でもおこることがあります。 分泌物が膿状というようなことはないでしょうか。 |
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