意見交換掲示板過去発言No.0000-199808-86
RE.犬の眼の病気について |
投稿日 1998年8月19日(水)20時31分 田口正行
質問の麦瘤腫について説明します。 犬さんのまぶたにはマイボーム腺という涙のなかの脂質を分泌する腺があります。 麦瘤腫というのはこのマイボーム腺に細菌感染が起こって化膿したものを言います。 化膿してくる方向によって、皮膚側にはれてくる外麦瘤腫と瞼の結膜側にはれてくる内麦瘤腫とに分けられます。 また、麦瘤腫が長引くと内部に結合組織が出来てきて霰粒腫になります。 治療は通常抗生剤の点眼が主になりますが、麦瘤腫で治療に対する反応の悪いものや霰粒腫では皮膚を切開して中を削りとる場合もあります。 また、麦瘤腫の原因に「さかまつげ」がある場合が多いのでこの場合には定期的に異常なまつげを抜く必要があります。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |