意見交換掲示板過去発言No.0000-199811-29
子犬の片睾丸について |
投稿日 1998年11月6日(金)01時26分 まる
3ヶ月の子犬ならばまだ陰嚢内に下降する可能性はあります。通常は生後1ヶ月で下降するものですが、4ヶ月齢の時点で降りていなければ自然には降りないでしょう。手術で陰嚢内に睾丸をおろす方法はあります。手術の時期は、生後6ヶ月以上経ってからになります。 手術の方法は、睾丸を包む総鞘膜を切開し、睾丸を露出させその1ヶ所に糸をかけて陰嚢まで引っ張るというものです。潜伏している睾丸はこの時点で正常側に比べて柔らかくて小さいのですがうまく陰嚢内におろす事ができれば造精機能も出てきて正常な大きさに発達します。ただし、この手術を行なう病院は多くはないです。というのは、やはり潜伏睾丸自体が遺伝的な要素が強いため、このような遺伝子を後世に残さないようにするのが常道だからです。 結論としては、交配を前提にしないのならば手術をしておろす方法はありますが、あまりメリットはないので去勢した方がいいでしょうという事になります。 |
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