獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199812-154

お母さん方へ
投稿日 1998年12月30日(水)05時38分 林 文明

獣医師の林です。

ケンのママさんへ
あいにくと北海道に知り合いの先生はいないので詳しいことはわかりませんが、留萌市の動物病院に行ってみてはどうでしょう?
基本的に人口1万人に1件くらいの割合で病院はあるはずです。
まず、イエローページで診察時間や急患に対応できるかが書いてあるところを探して電話をしてみて下さい。
また、ウイルスのチェックは、一般の開業医ではできませんので 血液を検査機関に送ります。採血のできる先生ならばウイルス検査はどこでも可能だと思いますが・・・・・
旭川くらいの大都市になればたくさん動物病院はあるでしょうが、ケンちゃんへの負担が大きすぎます。

そして、咳のことですが、もし本当にウイルス病ならば、1回の注射や投薬では治りません。乱暴な例ですが、例えば自分が風邪を引いたときに1回の投薬でやめることはないでしょう?
動物も同じです。適切な薬を一定期間投薬することが必要です。したがって、動物病院で治療されたほうが良いと思います。
一冊、犬の病気についての本を購入してみると良いでしょう。
わからないことがあれば、近所の先生やこの広報で聞いて下さい。
ただし、特に子犬は人間の赤ん坊と同じですので、ちょっとでもおかしいと思ったらすぐ病院へ行った方がいいですよ。
お大事に。

ちゃぷさんへ
通常、入院加療が必要だと思いますが。
猫ちゃんのデータがあるわけでないので、必ずしもそうとは限りませんが、Felv(猫白血病)、FIV(いわゆる猫エイズ)が陽性だからといって、すぐ死ぬわけではありません。
ただ、治療しないで何も食べない状態が続くと死んでしまいます。
病院への入院、通院が不可能ならば、とにかく水分と栄養を補給して下さい。
うすく溶いた蜂蜜や、ポカリスエットなどを飲ませるとか、においの強いかんづめフードを少し暖めて与えてみるなどして すぐに手当をして下さい!
お大事に。

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