獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199812-57

気になったこと2題
投稿日 1998年12月12日(土)17時59分 プロキオン

12月11日のH&Mさんへ

私も田口先生と同じく疑問を感じた1人です。混合ワクチンの方は
接種は飼い主の意志によりますので、省略しますが、狂犬病ワクチ
ンは厚生省が監修して日本獣医師会から発行されている狂犬病予防
注射のガイドラインに「猶予証明書」が記載されています。

すべての犬が常に体調が良好というわけにもいきませんし、実際に
アレルギーを起こす犬も見られます。日本の狂犬病ワクチンは比較
的優秀であり、含有する蛋白の量も6分の1で済んでいますが、そ
れでもアレルギーは起こり得ます。

私の病院でも狂犬病ワクチンを集合注射で接種すると必ず発熱する
シェルテイーがいます。私自身は1度も狂犬病のワクチンを接種し
ていないのですが、主治医として「ワクチンの猶予証明書」を発行
しています。
接種していないワクチンを接種したことにして料金を徴収するとい
う行いは筋違いに思えます。

現実にH&Mさんの家の犬たちが接種できない犬なのか否かの確認
はされていないように受け取れましたが、アレルギーがないのなら
接種するべきでしょうし、アレルギーや他の理由で接種できないの
なら、上記の方法で対応してもらった方が良いでしょう。

12月11日のひろゆきさんへ

「パルボ」と書いていますが、動物は猫ですよね。パルボというと
犬の方と誤認してしまいそうです。

私がひろゆきさんの書き込みから推測するには、「猫の汎白血球減
少症」で死亡したというよりも 「猫エイズ(FIV)」で死亡し
たとは考えられないでしょうか?
記載されている症状だけでは汎白血球減少症とは判断できません。
FIVの末期症状ともとれます。そして、両者が混合感染していた
のなら、症状はかなり激烈ですし、甚急性の経過をとることになり
ます。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。