獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199901-21

視力障害
投稿日 1999年1月7日(木)04時28分 パールちゃん

ちびまるさん>
めりぃさんが書いていらっしゃったように、
首輪に触覚になるような柔らかな棒を取り付けて物にぶつかることを察知する方法があります。
ただしこれは、足腰が丈夫で走り回ってしまうような犬には不向きかもしれません。
とぼとぼ歩きで、鼻より先に触覚が物に当たる場合に適しているといえるでしょう。
同じくめりぃさんが書かれているように、
見えていたときの物の配置などの記憶に頼って行動しますから、
ぶつかって危険な物を取り除く以外は、物の位置を変えないほうがいいと思います。
また、視力に頼らないぶん、聴覚や嗅覚が頼りになります。
聞き慣れない音、大きな音、いつもと違う匂いなどは犬を不安にさせますので、気をつけてあげてください。
肉球の触れる感触も大事なことだと思います。
足元があぶないからといって、床の素材を変えたりするときは
少しずつ慣らしてあげるようにしたほうがいいでしょう。
長い間親しんでいた音、匂い、手触りを感じることで、
視力を失っても幸せに暮らすことができるはずです。

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