意見交換掲示板過去発言No.0000-199903-122
tuguYukiさんへ |
投稿日 1999年3月26日(金)02時42分 マンタ
まず膠原病というのは、自己免疫性疾患(自分の体の中に正常にあるものに対し、 何らかの原因で免疫が反応してしまう病気)のときに、使う言葉です。 摘出したのは膵臓ではなく、脾臓だと思います。脾臓摘出後、貧血が治ったとい うことでしたら、恐らく担当医は「免疫介在性溶血性貧血」を疑い、その診断が 多分正しかったことを意味すると考えてよいでしょう。 通常、左右対照性の脱毛はホルモン性の脱毛の事が多いと思います。 ステロイド剤を長期間連用していたのであれば、そちらも考える必要がありそうです。 ただ、ステロイドを長期連用した場合は、おなかの皮膚が薄くなり、血管が浮き出て しまうことがあるので、よく観察してみてください。 酵母用真菌で犬に多発するものは、マラセチアという菌です。これは、正常な犬にも 存在しますし、人間の皮膚にも存在します。ただ通常は爆発的に増えて皮膚に病気を 起こすことはありません。必ず、基礎疾患があります。その特定が大事だと思います。 一般的に存在するマラセチアという酵母用真菌であれば、耳以外の場所であれば 基礎疾患さえ判明すれば治療が大変ということはありません。 今の皮膚病が何の病気に由来して起こっているか、主治医とよく相談され、 納得のいく説明を受けてください。 |
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