意見交換掲示板過去発言No.0000-199903-87
Q:近親交配についてその2 |
投稿日 1999年3月20日(土)20時42分 外崎洋二郎
田口先生 お忙しい仕事の合間にわざわざ時間を割いて回答頂き恐縮 致します。 田口先生、曰く 近親交配でなにが問題となるかというと不良遺伝子の蓄積だと思います。 劣性遺伝をする遺伝形質の発現頻度が上がることが一番の問題ではない でしょうか? 「遺伝性眼疾患」「先天性嚢胞性疾患」etcを列挙して頂き、 又一つ勉強になりました。 先生の指摘のように不良遺伝子の蓄積の怖さは確かに考えられまので、私や 仲間の繁殖計画(St.バナード)の中には「片睾丸」「不正咬合」 「青目・銀目」「咬癖」「癲癇」「関節形成不全」等の犬は一切血液の遠い、 近いに関わらず交配には使わないことにしています。 お蔭様で此の30年間9代に渡り近親交配、系統繁殖を繰り返してタイプの 固定と保守に努めていますが外形からのアブノーマルには遭遇しておりません。 ただし、親子・兄弟の掛け合わせの場合にはその子達には全く血統の異なる 犬と掛け合わせるように注意しています。 そこで質問ですが 良く隔世遺伝と言う言葉を聞きますが それは事実なのでしょうか? 事実だとしたらどうしてなのでしょうか? 教えて下さい。 下の写真は父娘交配の牝犬55日の写真です。 http://www.d1.dion.ne.jp/~saints |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |