意見交換掲示板過去発言No.0000-199905-289
おっきーさん、ももちゃんさん、まみさん、ほとこさん、中田(個人)さん、麻子さん、上田さん、そのみさんへ |
投稿日 1999年5月28日(金)13時51分 イブ
おっきーさん、はじめまして。 獣医師のイブです。 子猫の下痢は成長に大きく関わってきますので、早くなおしたいですね。 コクシジウムのお薬は大体10日も続けて検査陰性であれば、もう中止しても いいかもしれません。でも、主治医の先生にはいろいろ考えがあるかもしれま せんのでよく状況を説明して質問し、その先生の指示にしたがってください。 下痢には小腸性のものと大腸性のものがあり、その鑑別が治療法を選ぶ上で大 切になってきます。好酸球性胃腸炎などという変わった病気も下痢の原因にな る事もあります。でも、まず食餌をいろいろ試してみる事から始めてみましょ う。胃腸が弱くて下痢をしている時に食べさせるフードは各社からいろいろ出 ています。動物病院で教えてくれるはずです。 また、与え方は少量ずつ回数多く分けるのが基本です。あと、乳製品は下痢を ひどくする事がありますので与えないでおきましょう。 それでもだめなら血液検査などを受けてください。 ももちゃんさんへ こんにちは、獣医師のイブです。 耳ダニは、主治医の先生が指示なされたように毎日きれいに掃除してその後に ダニをやっつける薬を垂らすことが一番です。 根気の要る仕事ですが、がんばってください。必ず効果が出てくる筈です。 また、ダニを殺す注射をする治療法もありますが、その子の健康状態や年齢な どいろいろ鑑みて決める事ですから、主治医の先生に従ってください。 トイレの相談は、ここの関連フォーラムの猫BBSのほうが、とてもいいアド バイスを受けられると思います。 まみさんへ 「食べないうさぎ」ちゃん、食べるようになってきてよかったですね。 うさぎ愛好家の方達が大変的確な助言をなさっていたので、特別な事もせずおり ました。これからも、いろいろ勉強なさって長生きさせてあげてください。 ほとこさんへ こんにちは、獣医師のイブです。 ゴールデンレトリバーは、先天性の股関節形成不全を起こしやすい犬種です。 7才になって初めてびっこをひくようになったとすれば、この病気はあまり関係 ないかと思いますが、潜在的に関節が弱いのかもしれません。また、胸椎や腰椎 のどこかで神経の圧迫があったりした時も、びっこの原因となります。 びっこといっても、足先の怪我、爪の異常、関節、神経、などいろいろの原因が 考えられます。関節であれば、一体どこの関節が痛いのか、探さなくてはなりま せん。元気がないというのも気になりますね。関節が痛い時などは、減量するの も大変いい事です。アドバイスは、やはり実際診察して総合的に判断してからで ないと、大変的外れな物になってしまうと思います。心配であれば、ぜひ病院へ 行かれ、的確なアドバイスを受けてください。 中田(個人)さんへ こんにちは、獣医師のイブです。 子猫飼育については、関連フォーラムの猫BBSで聞いてみてください。 とっても詳しく教えてもらえるでしょう。 麻子さんへ こんにちは、獣医師のイブです。 元気、食欲はありますか? 怪我ももちろん心配ですが、ウィルスや細菌やマイコプラズマ性の結膜炎、かぜの ひきはじめなど、いろいろ考えられます。「ですぎる」と思うならば、ぜひぜひ 早く病院で診てもらってください。かぜで手後れになったりしたら大変です。 上田さんへ こんにちは、獣医師のイブです。 そけいヘルニアというのは、脚の付け根の内股にある鼠径菅の中に、本来 腹腔内にあるべきものがニョロニョロと出てしまった病気のことです。 出てくるものとしては、大網、膀胱、腸、子宮などがあります。先天的に、 腹筋の発育が悪く、鼠径輪という穴がルーズに開いてしまったために起きて しまったものです。メスに多く見られます。 先天的なものですから、遺伝することは十分考えられます。繁殖はしないほ うがいいです。 そのみさんへ こんにちは、獣医師のイブです。 ここ数日、激動の毎日でしたね。手術も無事終わり、一息つけて本当に良かったと 思います。今回、早めに別の病院へ行かれたのが、吉と出ましたね。今回の場合、 実際に診察していない者としては、なんともコメント付けようがなくておりました。 子宮蓄膿症は、そう珍しい病気ではありません。しかし、今回のように閉鎖性の子 宮に膿が溜まるタイプのもので、臨床上まったく健康な状態と変わらないというの は、大変珍しいと思います。前の獣医さんはそれで診断し損ねたのかも。 ふつうは、なんとなく元気がなかったり、食欲が落ちたり、水をやたら飲みたがる とかいった臨床兆候があり、熱が出たり、血液検査では、白血球が増加したりする ものです。超音波検査をすれば、お腹の丸い物が、硬いしこりなのか液体性の貯留 物なのかわかり、より早い診断につながったかもしれません。 それはさておき、納得できなかったり不満を感じたりする場合は違う獣医さんに診 てもらうのが一番いいと思います。同じ事を言われても、信頼している場合は素直 に受け入れられますが、信頼していない場合はどんなに言葉を尽くして説明されて も疑念でいっぱいとなるでしょう。そういう飼主さんの気持ちは、獣医さんも敏感 に感じ取ります。そうなると、緊張感などから頭がうまく働かず、うっかり大切な 事を見逃してしまう事もあるかもしれません。 この獣医さんに診てもらったなら、たとえ治らなかったとしても諦められる、くら いの信頼を持てる獣医さんを探してください。 最後になりましたが、ヒミコちゃんのご回復を心よりお祈りいたしております。 |
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