人を診ているくららです、

　くまこさん

パスツレラ症の薬ですが、ホスホマイシンなどがいいと思います。
特に珍しい抗生物質ではありませんから、たいていの病院はもっていると
思います（実際の所はわかりませんが私がいる病院にはありますよ）。
パスツレラは、動物には普通にみられるものと、聞いています。
体力が落ちたとき、なにか他の病気にかかっているとき、
は抵抗力も落ちていますから、病気の侵入を許すことになります。

　ペットを飼っていらっしゃる皆様

いやなことですが、ペットから感染する病気が増えています。
これは、ペットを飼う人が増えたからでもあるのですが、
建物の気密性に関係があるとも言われています。
特にマンションのように、気密性のいいところでペットを飼っていらっしゃる皆さん、
換気には特に気をつけて、むやみにペットに手などを舐めさせたり、爪で
ひっかかれたりしないようにしたいものです。
私も鳥を飼っていますので気をつけたいと思っています。

　人畜感染症のこと

　私の知っている範囲での事になりますが、
医者で、人畜感染症をすぐにいいあてる事の出来る人はなん人ぐらいなんでしょう。
私も含めて、病気そのものを診たことがないという医者は結構いると思いますよ。
たとえば、春になりますと、狂犬病の注射をするために、友人は動物病院を訪れますが、
狂犬病に感染した人を診たことのある医者はなんにんいるのでしょうか。
私も実際はみたことがありません。
　人畜感染症に対する治療指針はあります。
が、検査の結果を待たなければならなかったり、
本格的な治療までに時間がかかる場合は、
最悪の状況だけは避けなくてはという思いから、
無害なペットを手放したほうが・・といった指導になってしまいがちです。
飼い主の気持ちを無視したと、思われるでしょうが、
患者さんの生命を第一に考える医療サイドからすれば、
当然のことかもしれません。

中途半端な言い方しか出来ませんが、
医療サイドが、人畜感染症に対して無関心であるといたことは
まずありません。
ただ、あまりに症例が少ないために、実際に病気と対面した人は
すくないでしょう。
すぐに的確な指示がだせないかもしれません。
そのあたりが、獣医師先生達からごらんになれば、もどかしいのだと思います。