６月２８日のつばめさんへ
保護されたツバメは成体だったのでしょうか？　もし、成体で
あったのなら、何かに衝突して脳震盪をおこしていたのかもし
れませんね。
脳震盪といっても本当の脳震盪なら直に回復しますが、脳に受
けた挫傷ですと、回復しない場合もしばしば見られます。バタ
バタしていたようですので、意識はあるということですよね。
ダメージの程度は測れませんので、骨折の有無を確認した後で
保護管理することになると思います。
保護されたツバメが幼体であった場合は過去の発言集を参考に
して下さい。

６月２８日の山口さんへ
今の季節で日本で繁殖する鴨なら、まずカルガモだと思います。
まだ、孵化していない卵は県の「鳥獣センター」におまかせし
た方が良いと思います。
本来は元の場所へ戻すのが一番なのですが、草刈りで隠れると
ころがなくなってしまっているのですよね。
孵化したばかりの雛は体内に卵嚢が残っているので、直ぐには
餌は食べませんが、餌付けのタイミング・水鳥であること・野
生動物である点から、センターに依頼された方が良いと考えま
す。

６月２８日のみちやさんへ
残念な結果に終わってしまったようですね。私もｋｉｋｋｏさ
んのレスと同じ意見です。
写真で見る羽の色合いと保護した場所から、「カワラヒワ」の
雛ではないかと推定しています。つまり、誘拐の可能性が多分
に高いのではないかと・・・。
誤解しないで欲しいのは、私は別に責めているのではありませ
ん。何とかして上げなくてはという優しい気持ちはとても大事
だと考えます。今回の経験が今後の参考になってくれたらと思
うのです。

６月２８日のひろさんへ
私もくららさんと同じくとりあえずは病院へ行かれることをお
勧めします。一番後腐れがなくダメージも残さないというので
あれば内視鏡で取り出すことだと考えます。それには時間が経
過していない方が良いと思います。
私の病院では「焼き鳥の串」２件と「団子の串」１件がありま
す。団子の串は飲み込んでから１週間後に病院の駐車場まで来
たところで自分で吐き出しました。焼き鳥の串のうち１件はす
でに３年程経過しています。残りの１件は偶然の手術で取り出
しました。最後の１件が実は最初の経験であり体の幅１４ｃｍ
の柴犬に１２ｃｍの長さの串でした。
私は、この柴犬の例から必ずしも即手術という考え方をしなく
なりました。他の２例はレトリーバーです。
ダルメシアンでアイスの棒ということであれば、直ちに胃穿孔
消化管穿孔という危険はないように思いますが、本来的には異
物ですので、取り出した方が良いでしょうね。
内視鏡があれば、難しいことを考える必要はないと思います。
そんなに深い麻酔や長時間の麻酔は必要ありませんから。
内視鏡がないのなら、状況把握をした後で、主治医の先生と処
置を相談されたら良いでしょう。
消化管内異物が閉塞を起こしやすい場所は７つくらいあります。
便の中に自然に出てくるのを待っているよりは、病院へ行かれ
た方がスッキリするはずです。