移り気なんかじゃないですよ。
今いる子は決してジュンちゃんの代わりではないからです。
誰かの代わりなんて思っちゃ、オカメちゃんがかわいそうです。
ジュンちゃんだって自分の代わりの子がかわいがられているな
んて思ったら、「ぼくって誰かが代わりを務められるくらいの
ものだったの？」って悲しく思いますよ。
ジュンちゃんはジュンちゃん、一生彼への思いは大切にして下さい。
そしてオカメちゃんはオカメちゃん、また新しい思い出を作っ
てゆく新しいパートナーです。
他の命と生活してゆくと言う事は、人を含めどんな形であれ、いず
れは別れもあるのです。だからこそ、今を毎日を大切にして下さい。

私には死んでも忘れられないくらい大切な愛猫がいました。
別れてからもう１８年経っていますが、いまだに鳴き声も気配も仕
草も手に取るように思い出すことが出来ます。思い出すどころか、
あの子はいつでもそばにいると思っています。
１２年寄り添い、共に面倒を見たり、見られたりの最高のパートナ
ーでした。「死んだらきっとあの子が迎えにくる」そう思うと、や
がては訪れるであろう自分の最後の時が怖くなくなるくらいです。
だからといって、他の動物は飼えないかというと、その後文鳥もウ
ズラも何羽か飼いましたし、今は９匹のハムのかーさんです（先月
３匹なくなったので）。１２匹のハムはそれそれに個性もあり、決
して誰かが他の子の穴埋めは出来ません。それぞれにいとおしい。
それで良いのです。

だからぴいちゃんもジュンちゃんに後ろめたさを感じずに、充分オ
カメちゃんを愛してあげて下さい。今やオカメちゃんをかわいがっ
てあげられるのはあなたしかいないのですから。
ジュンちゃんが大切だったら、命日を忘れずにお花を机の上にでも
飾ってあげましょう。忘れないこと、それがジュンちゃんの一番喜
ぶ事ですよ。