久しぶりに投稿します、獣医の田口です。
フィラリアの予防薬についてですが、種類は有効成分として５種類あり、それぞれに剤形でのバリエーションがあってそれを含めると１０種類ほどになります。
現在主に用いられているのは月に一度内服させるタイプの薬ですが、この場合は３種類の有効成分で７つの剤形になります。
月に一度の薬では、剤形としては粉薬（１種類）、錠剤（４種類）、チュアブル（２種類）が出ています。
予防効果はどの薬でも問題有りませんが、付加価値（おいしい、駆虫、ノミ対応など）で使い分けられています、これは受診される先生によって使用している薬がまちまちなところでもあるので一度相談されることをお勧めします。
また金額についても各病院である程度の差がありますからやはり一度先生に聞いてみてください。（ただし金額は以前よりも安くなっている可能性は高いようです）

一つだけ気になるのですが、これまでのフィラリア予防は蚊取り線香と虫よけランプとの事ですが、これだけではフィラリアに感染している可能性があります。
そうなると予防薬の種類によっては投薬に危険を伴う場合が有り、またフィラリア成虫の寄生数によってはそちらに対する治療の必要性が出てくること考えられますから、しっかりと検査をされてからの投薬を強くお勧めします。